商品番号 1491091

【GWセール】 【人間国宝 故・松枝玉記】 傑作本場久留米絣 重要無形文化財指定 ≪仕・中古美品≫ 「流水に梅笹紋」 重文を今に伝える傑作品! 身丈150.7 裄63.2

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入担当 竹中より】
久留米絣を学べば必ず出てくる氏の芸術品…
重要無形文化財「久留米絣」技術保持者、故・松枝玉記氏の作品を仕入れて参りました。

手括り・手織、そして正藍染の「重要無形文化財指定」の久留米かすり、
もちろん非常に珍しく、高値で取り扱われます。
本当に貴重で、今後ご紹介のお約束は出来かねます…

少し染織に詳しいお方でしたら、すぐにご判断いただけることでしょう。
通の方へ大切にお届け致しますので、どうぞお見逃しなく!



【商品の状態】

リサイクル中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、一部仕付け糸も付いたままの美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!


【お色柄】


本物の久留米絣は、全て人間の手先の技から生まれます。
重要無形文化財として指定されている久留米絣は、
その指定の条件として以下の三項目があげられており、
その技法は昔ながらの伝統として今も守られています。

 「手くびりによる絣糸を使う事」
 「純正の天然藍で染める事」
 「投抒の手織機で織る事」

手くびりは、「粗苧」と呼ばれる麻の表皮をセイロで蒸し、
皮をはいで乾燥したものを使い、指先で絣糸を括っていきます。
このくびりの巧拙は絣の生命といえるもので、
鮮明な絣を作り出すためには高度に熟練した技術を必要とします。

純正の天然藍と指定されている藍染めは、藍建ての仕事から始まります。
10日から15日間瓶の中で自然発酵させ、大切に育て、色の薄い瓶から順次、
濃い瓶に浸すことを丹念に繰り返していきます。

藍は生き物。
常に色や泡の具合を見たり、舌で味わうなどして最高の状態に保っておかなければ、
決して良い色は出せないといわれ、手数をかけてこの作業を繰り返していきます。

このような、人々の手仕事が積み重ねられて生まれる久留米絣。
傾向として、大柄のものと小柄のものがございます。
大柄のやや派手なものは、久留米地方平野部で。
やや地味な小柄(蚊がすり)などは、久留米地方山間部で織られています。
前者を代表する作者が松枝玉記氏、後者を代表する作者が森山虎雄氏。
両氏ともに重要無形文化財の技術保持者(人間国宝)として指定を受けています。


深みもあり明るさも感じる濃藍の美しさ。
民芸的な柄行きが多い久留米絣の中でも、現代的な感性を取り入れたデザイン。
藍と白 グレーの濃淡のみで表現され 経緯の絣があやなす流線を描く
梅と笹のリズミカルな意匠が大変魅力的な作品です。

無形文化財に指定されていないお品はお値段もお安く、多くございますが…
ご覧いただきましたら、ひと目でおわかりいただけることと思います。
糸の細さや絣糸合わせなど、表情が全く違います。

ぶくぶくと発酵する藍瓶。
藍の匂い。
そして、投杼を使って織るその姿…
200年の伝統と、それを継いできたことの素晴らしさに感動を覚えます。

松枝玉記氏のファンの方、
藍染ファンの方、そして工芸を愛するお客様にどうぞ末永くご愛顧くださいませ。

終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。

商品詳細

- 素材

表:綿100% 裏:居敷当 衿裏 絹 (縫製:手縫い)

- サイズ

身丈(背より)150.7cm (適応身長155.7cm~145.7cm)
(3尺9寸8分)
裄丈63.2cm(1尺6寸7分)
袖巾32.9cm(0尺8寸7分)
袖丈50cm(1尺3寸2分)
前巾24.5cm(6寸5分)
後巾29.5cm(7寸8分)

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.2cm(1尺8寸0分) 袖巾35.2cm(9寸3分) 
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 観劇、お食事会、お稽古事、街着、ランチなど

◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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