商品番号:1559871
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
唐織の名門、河合美術織物。
西陣の老舗がその織技を駆使して富貴に織りあげた…
手織りの素晴らしい特選袋帯をご紹介いたします。
手織り帯は中国で製織されるものがほとんどで、
京の西陣の地で手織りされるものは今となっては本当に数少なく、
入手自体が困難になっております。
今作は、存在感もありつつ合わせて頂きやすい一条ですので、
この手織りの逸品をどうぞお値打ちにお求めくださいませ。
【色・柄】
名門の手にかかるとここまで違うのか…この軽さ、このしなやかさ。
ごく淡い灰白色の錦地には、
ふっくらとボリューム豊かに織り上げられた「鳥襷花蝶文」。
多彩な絹糸と金糸とを合わせた一条は、
おきものをご存知ない方でも、きっとすぐに「よきもの」おわかりいただけます。
悠久の美を感じさせる表情。
さすが河合美術ならではの贅沢な織り上がりです。
逸品クラスの訪問着、また色留袖、紋付色無地などのフォーマルなおきものに、
大人の女性としての品格あふれる、格調高い帯姿をお楽しみしいただけます。
西陣の名門の逸品をぜひ…
どうぞ末永く存分にご堪能くださいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
保管の際のたたみ皺がございますので、お届け前にプレス加工をサービス致します。
お届けまで1週間ほど頂きます。
【 河合美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.47
1908年(明治41年)創業
西陣の老舗機屋。
唐織を得意とし、古典を学びそれを現在の感性で
育み、美術織物と呼ばれるにふさわしい芸術性を
兼備した帯を製織している。
下鴨河合神社の社家の一族である
初代河合政次郎が唐織の製織を開始。
1929年二代目河合太三が家業に従事。
初代と力を合わせて家業の発展に尽力。
第二次世界大戦中や戦後の統制経済下に
あっても通産省の手工業技術保持者の指定を受け
西陣織技術保存に多大に貢献する。
1978年に三代目河合大介が社長就任。
後、政次郎、太三両名で唐織の集大成とも
いうべき能装束の復元に全力を注ぎ、
1984年には能楽金剛流二十五世宗家・金剛巌師の
指導、監修のもと、徳川中期の能装束名品十領の
復元を完成。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ4.35m
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、卒業式など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地、お振袖など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。