【 仕入れ担当 田渕より 】
プロの目にはもちろんのこと…
おきものをご存知ない方にも、やはり本物はひと目で良きものとわかるものです。
染の北川と言えば、言わずとしれた京友禅の名門。
伝統を守りつつも時代の風を読んだ創作姿勢を心がけ、
常に最上のものを追求する…
北川さんのその精神は、 すばらしい作品群に見事なまでにに反映されています。
おそらく何十年たっても、次世代の方が袖を通したいお着物ではないでしょうか。
中でもCHULTHAINo.6を用いた特選小紋を厳選して買付けて参りました。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
白生地には、北川が作り出した<CHULTHAINo.6>が使用されております。
手触りはとろんとしなやかで、肌にそのまま溶け込むような極上の風合いです。
地色は深みある桃色を基調に染め上げて…
お柄には一面に掠れたような縞模様が描かれました。
所作により霞の地紋が浮かび上がって…
古典を追求したからこその、日本伝統の美。
さすが北川と呼べる染めの仕上がりを、
ぜひともお手元でご堪能いただきたく存じます。
母から娘へ、時を越えて受け継いでゆく。
名門の贅沢な一枚をまとう喜びをご堪能くださいませ。
【CHUL THAI No6について】
CHULTHAINo.6とは、ゴールドシルクと同様、
タイの蚕「ノンナイ」の繭よりつむいだ絹布。
その自然な光沢は、繭糸にある真珠層によりうまれ、
日本産の繭糸の30%以上も光沢に富み、
絹糸として世界一の光沢を作り出すと言われてます。
また、光沢だけでなく黄金色の糸を育み、伸縮力もあり、
弾力性の豊かな絹糸を作り出すのが特徴の貴重な蚕種でございます。
ノンナイは本来、糸の長さが日本の繭に比べ2割ほどしか紡ぎ出せない蚕でしたが、
日本の蚕と掛け合わせることによって、おきものにも使用できる絹糸となりました。
しかもCHUL THAI No6に使用されているのは、ゴールドシルクの蚕よりさらに厳選し、
5世代も交配させた蚕の繭を生引きした糸。
これまでの糸とは次元のちがう水分を含んでおりますので、
光沢はもとより染め付き、手触りに至るまで、
まさに「生の絹」というにふさわしい極みの布に仕上がっております。
絹100%
長さ約14.5m 内巾37cm(最長裄丈70cmまで)
白生地には、CHULTHAINo.6を使用しております。
※残念ながら2017年にお店を閉められた為、
「染の北川」の作品が新たにつくられることはございません。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,650円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)