商品番号 1446498

【GWセール】 【日本工芸会正会員 故・藍田正雄】 傑作秘蔵極型江戸小紋 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「玉縞」 これが究極の縞! もう手に入りません! 身丈150 裄64

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
このような作品が今後生み出されないことを考えると残念でなりません…
小紋師・藍田正雄氏の作品を仕入れて参りました。

伝統を受け継ぐ…
一つ一つの手仕事が丁寧に、繊細に刻まれた、究極の美の世界。

藍田正雄氏の代名詞でもある、
究極の縞「玉縞」の逸品を仕入れて参りました。
今後のご紹介はまずお約束できません。
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!


【 色柄 】
しっとり、しなやかで心地よいちりめん地を葡萄色に染め上げて。
遠目には無地に見えるほど繊細な縞模様を施しました。
一見シンプルな意匠を表現するのに一体どれほどの時間を費やし、
どれほどの気持ちが込められてきたのでしょうか…

シンプルなものほど、最高のものを。
日本の文化と伝統を愛する方にこそお召しいただきたい芸術品です。

洒落着として、お茶の稽古などのシーンにもお召しいただけ、
流行り廃りもご年齢も問わぬお品でございます。


【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【 藍田正雄について 】
日本工芸会正会員
群馬県指定無形文化財保持者

江戸小紋にすべてを捧げた職人。
その技術を守り後世に残すため、自分の学んだ技術を
惜しみなく弟子に教えた。
私財を投じて伊勢型紙を集め、伊勢の型彫職人の元に
通いつめて新しい型紙まで作る徹底したその仕事ぶり、
職人としての誇りと江戸小紋への愛は並々ならぬものであった。

1940年 茨城県竜ヶ崎市に生まれ3歳で高崎に移る
1956年 東京都大井町の染色工房で修業
1966年 高崎に戻り、父と一緒に仕事をする
1977年 群馬町足門(現高崎市)に工房を構える
1983年 日本工芸会正会員となる
1986年 日本伝統工芸染織展 文化庁長官賞
1991年 日本伝統工芸新作展 朝日新聞社賞
    日本伝統工芸新作展 鑑査及び審査委員
1992年 日本伝統工芸染織展 日本経済新聞社賞
1993年 民族衣装文化普及協会名誉総裁三笠宮妃殿下より伝統文化賞授与
1997年 日本伝統工芸染織展 鑑査及び審査委員
1998年 米国カリフォルニア大学及びクーパーヒューイット美術館で実演
    群馬県総合表彰を受ける
    日本絹の里で天皇皇后両陛下へ江戸小紋の技を披露
1999年 群馬県指定重要無形文化財保持者の認定
    フランス リヨンで江戸小紋の実演
2000年 中国 蘇州大学で江戸小紋の実演
   「江戸小紋 藍田正雄・人と作品」展 (群馬県立歴史博物館)
2002年 群馬県功労者表彰
2007年 伊勢型紙技術保存及び伝承者育成保護事業10年
2008年 伝統文化ポーラ賞
    高崎市文化賞
2010年 「藍田正雄の江戸小紋 極小美の世界」展 (高崎市タワー美術館)
2011年 旭日双光章を受章
2013年 高崎市文化賞受賞作家展(高崎市タワー美術館)
    クーパーヒューイット美術館所有の型紙(鳳凰)復刻及び実演
    鳳凰柄着物・マフラー・復刻型紙を当美術館にて永久保存
    日本伝統工芸展60周年記念賞受賞
2017年7月 死去


【 伊勢型江戸小紋の縞について 】
縞柄は江戸小紋の中でも別格とされています。
ごくごく簡単にご説明致しますと、今回の【玉縞】は【万筋】を更に細かく細くした縞でございます。
縞の本数が、3cm幅に19本の【毛万筋】、23本の【万筋】
そして26本の【玉縞】、本品はこの玉縞の超逸品でございます。
また縞柄が別格とされる所以は「型継」の難しさにございます。
他の柄のように切れ目がないため、反物の端から端までずれなく、真っ直ぐに型を継いでいかなくてはなりません。

文章で表現致しますとただそれだけではございますが、
一反に込められたその神業の数々、お手元でご覧いただければその精密さにご納得いただけることでしょう。

数ある伊勢型小紋の中でも特に縞文様は数ミリのズレも許されないまさに職人芸。
一つの作品に一ヶ月かかることなど珍しくなく、孤独な作業にとり組みます。
だからこそ、彫師の魂がやどった、神がかり的な作品が生まれるのでしょうか…

そしてその絶大なる集中力で刻された型紙は、「糸入れ」という工程を経ます。
慎重に二枚にはがされ、上下の間に「二十一中」という細い糸をはさみいれ、
再び柿渋で寸分狂わずに元通りの型紙にするという神業的な作業…
玉縞ほどの細やかな縞になりますと糸入れは、これもまた熟練の匠でないとできません。

その様な工程を経て、
職人の魂とも呼べる型紙、たった一枚の伊勢型紙だけで糊伏せを行い染め上げる、
中でも「縞」の染めは、数ミリずれるだけで仕上がりの印象が変わるほどの繊細な型紙。
他の柄模様は、型をおけるけれども縞は出来ないとおっしゃる職人も少なく有りません。
更には一部でも破損すれば、永遠に同じものを製作することはできないその緊張感の中での糊伏せ・・
そうして出来上がる精緻な反物。
その素晴らしさは人々を魅了してやみません。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈150cm(適応身長145cm~155cm) (3尺 9寸 0分)
裄丈64cm (1尺 6寸 9分) 袖巾33cm (8寸 6分)
袖丈48.5cm (1尺 2寸 8分)
前巾24.5cm (6寸 4分) 後巾28.5cm (7寸 5分)


【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 0分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事
街歩き、お付き添いなど

◆あわせる帯 袋帯、九寸名古屋帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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