【仕入れ担当 田渕より】
軽やかで優しい風合い…
味わい深いぜんまい紬地に、
江戸紅型染めを施した洒落九寸帯をご紹介いたします!
お洒落のコーディネートのお供としてご愛用いただきたく思います。
お目に留まりましたら、お見逃しなくお願いいたします。
【お色柄】
ふうわり柔らかい、葡萄鼠色を基調とした地。
味わい深いぜんまいの節が感じられる帯地に
紅型ならではの彩りでアクセントをつけ、一層立体感をもたせたお柄。
花枝を込めた丸文の意匠を染め上げました。
すべての作業を一つ一つ丁寧に、手作業で造り上げた意匠美。
そして何よりも鮮やかな色彩と大胆な配色…
強い日差しに映えるこの色使いは、雲ひとつない爽快な空や綺麗な海、
そして緑々とした自然を感じる南国独特の雰囲気を醸し出します。
いつもとは一味違った帯姿を演出できることでしょう。
どうぞお見逃しないようお願いいたします。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【江戸紅型について】
日本での紅型は大体三種類を分けられており、
「琉球紅型」、「江戸紅型」、「京紅型」です。
江戸の型染め技法で染めたのが「江戸紅型」といいます。
琉球紅型と大きな違いは染め方と型紙の枚数です。
琉球紅型の場合、糊を置くために型紙を用います。
染め方は、染料を2度塗りし、色を定着させるために刷毛で刷り込みます。
使用している染料は天然染料です。
お色は南国雰囲気が漂う鮮やかな色彩で仕上がります。
江戸紅型の場合は、糊を置くために型紙を用い、
染めにも1色に1枚の型紙を用います。
使用している染料は天然染料ではなく、顔料です。
柄によっては数百枚の型紙を使って染めるのが特徴です。
渋好みのお色柄が大人のお洒落心くすぐる仕上がり。
京紅型といえば、栗山工房のお品でよく注目されています。
技法としては基本的にゴム糊で型糸目を置く型友禅の手法です。
模様の色挿しは琉球紅型と同じく、刷り込みで行われているものもあります。
ただ使用している染料は琉球紅型を用いている天然染料ではなく、
顔料にて染め上げられています。
絹100%(ぜんまい除く)
長さ約3.7m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お食事、街着、芸術鑑賞など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。