【 仕入れ担当 渡辺より 】
人間国宝・喜多川俵二による
有職織物の特選九寸帯のご紹介でございます。
俵二氏の真骨頂、有職織物の中でも最も代表的な技法である
「二陪織物(ふたえおりもの)」の唐織によるお品で、
付下や色無地、江戸小紋などのお着物にあわせて
お茶席やお稽古、カジュアルシーンでも
きちんと装いたい場合におすすめでございます。
最小限の色使いでありながら、印象に残るその風情。
無地場に漂う緊張感、調和のとれた意匠構成が、高尚で
格調高い和姿を演出してくれることでしょう。
残念ながら訳あり品のため、
破格値にてご紹介しますので
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
おだやかなアイボリーの生経地に
共色で胡蝶と唐草を織りだし、牡丹の花意匠を織りなしました。
気品と、高尚に満ち溢れた格調高い帯姿をお楽しみいただけます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりました。
中無地全てに渡って画像のような汚れがございます。
(矢印の幅は1cm)
また裏地をはじめてとして無地場にサビ糸や糸浮きがあり、
使用に伴う糸浮きがございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【 喜多川俵二について 】
1936年(昭和11年) 3月9日生。
1999年(平成11年) 重要無形文化財「有職織物」の保持者に認定。
室町時代より500年以上続く西陣の織元「俵屋」の
18代目で、父である喜多川平朗(故・重要無形文化財保持者
「羅」「有職織物」)の次男として生まれた。
京都の洛北高を卒業後、平朗氏のもとで織の技術を学び
1988年に俵屋・喜多川家18代目を継承、1999年に
「有職織物」の重要無形文化財保持者に認定された。
伊勢神宮において20年ごとに行われる
式年遷宮の御料織物の製織も代々担っている。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約3.5m
柄付け:六通柄
※関西仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン お茶席、音楽鑑賞、観劇、女子会、街着、お稽古など
◆あわせるお着物 付下げ、色無地、小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。