西陣名門【高島織物】が織り成した格調高い袋帯のご紹介です。
【仕入れ担当 吉岡より】
キメ細やかで軽い織の風合いと、幻想的に輝く光沢感に惹かれ
仕入れてまいりました!
気品ある雰囲気は、何気ない和装を後姿から一格上げてくれることでしょう。
訪問着、付下げ、色無地に合わせて、
フォーマルの装いに一片の個性を添える一条です。
どうぞお見逃しなく、名門の帯をご堪能くださいませ。
【色・柄】
趣深く彩りが移り変わる金箔を、一面に織り込んだ艷やかな引箔地。
金を燻したような奥深さを感じる帯地です。
意匠には、「扇」の柄を織り成しました。
金の濃淡をベースに、スッキリとした構図で表現された扇の模様。
古典を大切にした、名門ならではのデザインセンスの良さが感じられます。
緻密な意匠を手織りにて表現した逸品です。
引箔の放つ、荘厳な魅力をお楽しみください。
【 高島織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.353
大正4年(1915年)創業
古典美を基調にしながら、現代的な
感性を吹き込んだ「着る人を彩る」帯を
追求し、ものづくりを続けている。
ローマングラスの輝きを引箔で表現した
「青銅箔」のシリーズが有名。
【 沿革 】
1915年 初代・髙島茂七が京都・西陣にて織物業を始める
1940年 髙島茂七没
1948年 二代目・高島シズ子により西陣にて織物業を再開
1958年 髙島織物株式会社を設立
1966年 引箔の八寸を手掛け、製造販売開始
引箔袋帯の製造開始
1974年 業界に先駆けてデザイン室を開設
意匠、組織、素材の開発に尽力
1980年 新しい引箔の開発を目指し古代のガラス工芸
ローマングラスに着目、研究に着手
1982年 ローマングラスの神秘の輝きを引箔の技法を
駆使して再現した「青銅箔」を発表
帯のたかしまの代表的ブランドとして定着
1983年 引箔の表面加工に漆を使用した「本金彩漆箔」を発表
1984年 西陣の中でも振袖用袋帯に力を入れた
髙島織物が、全通袋帯「優」を発表
金箔、銀箔をレーザーで焼き付けたハイテク技術
「四次元箔」を発表
1985年 900 ジャガードを導入
1200 ジャガードを導入
細い緯糸を使った「繻珍織」を発表
1986年 従来の3~4倍の太さに裁断した引箔を用いた
創業70周年記念作品 「絢錦」 実用新案登録
1991年 「天象青銅箔」「螺鈿青銅箔」「福寿」等
意欲的に新商品の開発に取り組む
2000年 振袖用袋帯「花こよみ」を発表
2001年 振袖用袋帯「七彩織」を発表
2003年 振袖用袋帯「上品錦」を発表
2005年 振袖用袋帯「花ロマン」を発表
2015年 創業百周年を迎える
絹100%(金属糸風繊維除く) 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.353 高島織物謹製
耳の縫製:かがり縫い おすすめ帯芯:綿芯
◇六通柄
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、パーティー、式典、お付き添い、格あるお茶会、観劇など
◆あわせる着物 留袖、訪問着、付下げ、色無地