【 仕入れ担当 中村より 】
サラリとしたムガシルク地に映えるモダンな刺繍美…
希少な生地に刺繍で柄を成した訪問着をご紹介いたします。
パーティーや、お出掛けなどにお洒落な装いをお楽しみ下さいませ。
お洒落着の中でも、特に際立つ一枚として…
末永くご活用いただければ幸いでございます。
【色柄】
白生地には、ムガシルクで織り上げた紬地を用いました。
横段にそっと花織模様が浮かぶ風合い豊かな絹地です。
地色は深い紫色を基調として、
意匠には、スッキリとした構図で装飾唐花の柄を縫い表しました。
ふっくらとした刺繍で表現された面持ちは、
独特の立体感、存在感を醸し出しています。
【ムガシルクについて】
古来インドマハラジャの婚礼衣装など、
大変貴重な特産物として古くよりごく一部の人々の間で使用されてきた、
まさに、王様の布―
インド、アッサム地方でしかとれない、天然野蚕糸から引いた生糸の、
絹本来の独特の感触。ムガ蚕と呼ばれる野生の蚕はソムという樹の葉を食します。
この葉の成分と、日照時間が長く雨の多いアッサム地方の気候が、
黄金色の糸を作り出すといわれています。
きものを長く着てきた方々がこの黄金絹を選ぶ理由は、軽く暖かいこと。
糸は日本の従来の糸の8分の1という細さで、
手引きという大変手間のかかる方法でしか紡げない大変細い糸。
その為今までのシルクには無い軽さが魅力的で時には
「羽衣」と表現される事もあります。
シャリ感に富む地風は今までの常識をくつがえすほどしなやかで、
ふわりと肌に乗る感触、すっと溶け込むような美しい光沢は思わず微笑がわきます。
絹100%
たちきり身丈182cm(背より身丈167cmまで) 内巾38.5cm(裄73cmまで)
白生地にはムガシルクを用いた紬地を使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛けなど。
◆あわせる帯 袋帯、九寸帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。