【 仕入れ担当 渡辺より 】
紋織りの祖・名門【 紋屋井関 】の類まれなる織の技術を
ご堪能いただけるお品のご紹介です。
唐織にて慶祝のお席にふさわしい吉祥紋を
織りだしたお品で、訪問着、付下、紋付き色無地、
江戸小紋などのお着物とのコーディネートで、スマートな
帯姿を演出してくれることでしょう。
【 お色柄 】
薄手に織り上げられた、くすみの強い濃柳鼠の帯地に、
光沢をおさえた赤銅の箔糸に、落ち着いた彩りの
絵緯糸使いで、轡立涌の枠組みに蟹牡丹が
唐織で一面に織りだされております。
【 商品の状態 】
手先から中無地にかけて着用シワ、中無地に
画像のようなシミがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
※紋屋井関の織り込みを確認するため、タレ先の内側のお仕立てが
一部ほどかれております。お届け前に口閉じをさせていただきますので、
お届けまで1週間前後頂戴いたします。
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紋屋井関について
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西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1318※
※1953年の西陣織の証紙制度登録参加時点では
証紙番号はNo.1。当時の登録名は「井関」。
(当時の組合加盟社の中の38社が証紙登録開始)
番号は、当時参加した織屋の名前・いろは順で
決定されていた。
室町時代から500年以上続く日本の中で一番古い
歴史を持つ機屋。
四代昌庵が岡本尊行に紋織技術を伝授し、
西陣織が始まったとされることより、
「西陣織の始祖」「紋織の祖」とも呼ばれる。
現在は十九代当主。
1555年(元治元年)初代井関宗麟が日本で初めて
空引機を考案し、高級な紋織物国産化を完成させた。
公家や将軍・大名たちの装束を織る「御寮織物司」として、
宮廷文化を彩る逸品を織り続けた井関家には
「桐竹鳳凰麒麟文」を筆頭におびただしいほどの
古代裂が残されており、今日のものづくりの
礎となっている。
また、素材として絹糸は「宮糸」と呼ばれ、禁裏装束のみに
用いられた幻の糸(現在の14中生糸、極細で特に光沢性と
弾力性に優れている)を使用、金糸・箔はすべて本金・
本プラチナ・本焼銀を使用している。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.35m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付添い、お茶席、お稽古、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、紋付き色無地、江戸小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。