【仕入れ担当 田渕より】
本物の良さを伝え続け、様々な作品を創作されておられます、
明治40年創業の老舗、西陣まいづる。
確かな技術、老舗にして時風を読んだハイセンスで知られる名門より、
金唐革をモチーフとした特選の一条をご紹介致します。
独自の趣味性が、お着物ファンを虜にする、
素晴しき表情の一品をじっくりとご覧くださいませ。
【お色柄】
しっとりと深い黒色の帯地。
意匠には立体感を感じさせる葉文様を。
箔を燻したように、金泥のムードでおだやかに光沢を感じさせて。
金唐革と呼ばれる技法を模したような、
独特の色彩と質感に仕上がってございます
問屋さんではあまり見掛けないお品ですので、
この機会をお見逃しないようにお願いいたします。
帯を既にたくさんお持ちの方や、
人とは異なる装いを楽しみたいという方におすすめしたく思います。
【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【西陣まいづるについて】
創業百年を超える京都・西陣帯の老舗、西陣まいづる。
明治40年創業のまいづるは、本物の良さを伝え続けるため常に技術を磨き、
様々な作品を作りあげて来ました。
その確かな技術、老舗にして時代に合ったセンス抜群の仕上がりに、
問屋さんの間でも定評がございます。
自社で手織工房も併設され、新たな図案や織を模索し続け、
次々と新作を生み出し続ける西陣屈指の機屋さんです。
【金唐革について】
CUOI D'ORO(クオイドーロ)――金唐革。
イタリア語で「黄金の皮革」と呼ばれる「金唐革」(きんからかわ)。
そのルーツは500年程前のヨーロッパにまでさかのぼります。
ヨーロッパの寺院やメディチ家などの宮殿の壁革として珍重されていました。
日本には、17世紀半ば頃に伝わったと考えられております。
型を用いて文様を革の表面に浮き上がらせ、
金泥その他で彩色を施すもの。
表面の凹凸がリアルにその表情を伝え、
抑えた色彩ながらも、豊かな奥行きと存在感を感じさせてくれます。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン パーティー、お付き添い、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。