商品番号 1376989

【紫根染】 特選絞り染全通九寸名古屋帯 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「算盤縞」 心を込めて染め上げる、 奥深い紫の彩り。

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
素朴な中に凛とした趣溢れる極上の紫―
ひと目に印象的なその面持ち…

吸い込まれるような絞り染の世界…
独特の感性を感じさせる一条は、
印象派の女性にこそ着こなしていただきたい上質なもの。
大変希少な紫根染めの名古屋帯をご紹介致します。

きもの市場でのご紹介も、なかなか機会がございません。
全国のお着物が集まる室町を毎日かけまわっておりましても、
お目にかかる機会すらなかなかないレアなお品です。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。


【お色柄】
綿ならではのふうわりとした地風。
ナチュラルで、温かみ、深みのある自然のお色。
深い紫を基調として、お柄には算盤縞が一面に染め上げられております。

手作業ならではの靄のような濃淡、少しのゆらぎ。
手絞りによる微妙なかすれや濃淡も、紫根の染のお色の魅力を
更に深いものとする仕上がりとなっております。

年を経るごとに一段と味わい増す…
まさに、「共に成長する布」とも言えるおひとつです。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【紫根染について】
天平時代の「古代紫」、平安時代の「京紫」、江戸時代の「江戸紫」。
これらの染料として用いられていたのが、「紫草」の根でした。

かつては日本各地の野山に自生し、大切に栽培されてきた紫草。
江戸時代末期を最後に、現在は日本の絶滅危惧植物50種の中に入れられるほど、
数を減らしています。植物園などで栽培されていることはございますが、
自然の中で目にすることは不可能、≪幻の草≫と言われております。

また紫草は、染料に用いられるほか、外傷の薬としても使われていました。
時代劇でお殿様が病気のときにする鉢巻も紫根染めであり、
決して迷信ではなく、紫根の色素は昇華性を持っているため、
染め上がった後も数年間は外に飛び出してくるのだそうです。
(頭痛・胃腸病・皮膚病にも良いとされ、現在は化粧品にも用いられます。)

商品詳細

- 素材・サイズ

綿100%
長さ約3.5m
全通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、街着、カジュアルパーティーなど

◆あわせる着物 小紋、織のお着物など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。

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