【 仕入れ担当 渡辺より 】
西陣【 都(みやこ) 】より、ボリュームたっぷり、
ふんわりとした唐織で、コーディネートしやすい
吉祥のお柄を織り上げた袋帯のご紹介です。
伝統の古典美かおるひと品は、
末永く重宝していただけることでしょう。
訪問着、付下げ、色無地、江戸小紋などのお着物との
コーディネートで、格調高い後姿をお楽しみ下さい。
【 お色柄 】
やわらかく織り上げられたオフホワイトの錦地に、
丹色、青丹(あおに:やや黄色みのくすみの抹茶系の色)、
滅紫、白の絵緯糸に、金彩をふんだんに用い、やや小さめの
宝尽くしのお柄が一面に織りだされております。
宝尽くしのモチーフは、仏教経典に基づいた
宗教上の吉祥文様を集めたデザインで、もともとは
中国の吉祥思想のひとつ「八宝(はっぽう)」や
「雑八宝(ざつはっぽう)」に由来するお柄です。
それが室町時代に日本に伝わり、日本風にアレンジされて
宝尽くしとなりました。
打出の小槌や、隠れ蓑、隠れ笠、金嚢、丁字、
分銅、筒守、方勝、宝珠などの吉祥の謂れあるお柄を
あつめて配しており、通年通して慶祝のお席に好まれる
デザインでございます。
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西陣 都(みやこ)について
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西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.385
1939年(昭和14年)創業
手がける帯はフォーマル帯はもちろん、
身に着ける人の魅力を際立たせるお洒落もの、
涼やかな夏帯、カジュアルな日常着と幅は広く、
「どんなシーンでも、自分らしい着こなしが
愉しい織物を創り続ける」をモットーに
ものづくりをされている機屋。
1945年にはつづれ織のジャガード化に成功
西陣で初めて紋紙を使用した生地の紋綴八寸を
主力に、絽綴八寸、まりま綴八寸を開発。
1960年(昭和35年)頃より紬袋なごや帯を開発、
西陣の袋なごや帯の老舗として名声得た後、
カジュアルを中心としたものづくりから、錦袋帯等に
比重を置き、唐俑箔や四季彩などの人気ブランド
シリーズを展開した。
2019年(令和元年)に代表取締役社長に
倉田昌明(四代目)が就任
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
西陣織工業組合証紙No385 都謹製
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付き添い、初釜、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、江戸小紋 など