◆「美しいキモノ」2020年春号180ページに掲載されたお品でございます。
手織りの超逸品。
すばらしいお品が、入荷いたしました。
ただでさえ希少な西陣の手織り、
さらにはまるで染め描いたような、細やかな織りのお品でございます。
お太鼓柄は過去に何度がご紹介がございますが
それ以上の柄付けとなりますと、
その手間隙と高価なことから流通量は本当に少なくなります。
滋賀喜織物。
西陣の手織りであるということ。
それがここまで希少となった今日、変わらず京の西陣の地にてひと品ひと品に心を込め、
誇らしくもそのひとつひとつに織り人の名をきちんと織り込み、
しっかりと西陣手織之証を冠したお品物を創作し続けるということ、
その揺るぎなき精神性、美を追及して止まない機屋としての芯の強さ…
まさに、現代が忘れつつあるものではないでしょうか。
帯自身のもつ風格というのは、
決してたやすく真似できるものではございません。
意匠を考え、素材を吟味し、経糸を通し、
ひと杼、ひと杼を投げトントンと織り上げていった、
西陣手織りの特選袋帯をご紹介いたします。
ご存知、老舗・滋賀喜織物によるお品でございます。
穏やかな煌めき放つ白銀の地。
「リヨンの花」と銘打たれた意匠。
鮮やかなライトブルー色の濃淡で 表現された装飾の花模様が織りなされました。
まさに古典とモダンの融合の美。
決して華美に走らずに、上品な奥行きあるすばらしい後姿を。
きっと、お着物好きの方の心を満足させてくれる逸品です。
色留袖、訪問着、付下げ、色無地などとのコーディネートで、高雅な帯姿を堪能ください。
年々西陣の手織りが減産される中の希少な一点を、大切にお届けいたします。
滅多にご紹介することが出来ない西陣の伝統美を、
どうぞこの機会に堪能いただければ幸いです。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.55 滋賀喜織物謹製
織人:小林延子
三通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 披露宴、初釜、パーティー、ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆合わせるお着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地 など