【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm (1尺 8寸 3分) 袖巾35.5cm (9寸 4分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、仕付け糸も付いたままの美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
豊かで穏やかな面持ち…
読谷山花織―愛する心、祈りの織物。
呉服の本場京都室町におりましても、めったとお目にかかれません。
証紙なし故、お値打ち価格にてご紹介させていただきます。
このような機会は滅多とございません!
どうぞ良きものを愛する織物ファンの方へ…
ご寸法の合う方はどうぞお見逃しのないようお願いいたします。
読谷山花織(ゆんたんざはなうい)―
14~15世紀、琉球は大貿易時代を迎え、中国や東南アジア諸国との
交易が盛んで、多くの交易品と共に、読谷山花織のルーツとなる
絣や浮織の技法も伝来いたしました。
その技術を応用し、15世紀初頭から織り始められたとされる読谷山花織。
琉球王朝の保護のもと、御用布に指定され、約600年の長きに渡り、
織り継がれて参りましたが、明治の廃藩置県によって花織を着用する階層を失い、
需要の減退と共に織り手も減少、沖縄戦争後は急激に衰退し、
消滅の危機に瀕したため『幻の花織』とも呼ばれました。
その後、1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに復活。
人間国宝・興那嶺貞さんら、深い情熱を持った織り手によって復元されたその技術は、
現在では沖縄県指定無形文化財、経済産業大臣指定伝統的工芸品として、全国にその名が知られております。
繭から糸をひいて地機で織り、家族への愛情、男心、女心の機微を織物に託す…
今回ご紹介のお品はその花織の技術を用いて創作された特選の一品。
「花織」の美しさを存分にお楽しみいただける、
表情豊かなお着物となっております。
織り手の誠実で真面目な心が伝わってくるような、
華麗さや艶やかさといったものとは異質の、独特の美しさを
お手元で感じ取って頂ければ幸いで御座います…
杼の数だけ緯糸の色の数がかわる「花織」の美しさ。
複雑な花綜絖から生み出されるその織り味の心楽しさは、
琉球の本物でないと味わうことができません。
織りの手技が確かですので、それだけ独特の凛とした高級感が漂います。
細かな点と線による幾何学模様が特徴の読谷山花織。
その模様は、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の、それぞれ意味を持つ3つの意匠を基本とし、それらの意匠を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれるようになっております。
ふわりとしたぬくもりを感じさせる紬地は、紬独特のフシ糸の質感豊か。
深くこっくりとした黒色の味わい深い紬地に、
モダンな表情で浮かぶ花織意匠。
赤、緑、黄の配色がなんともハイセンスな表情です。
現代のおきものファンの方にきっと支持いただけることでしょう。
流行り廃りもございませんし、ご年齢に関係なくお使いいただけ、
大人の上質カジュアルを存分にご堪能いただきたい織物でございます。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈152cm(適応身長147cm~157cm) (4尺 0寸 2分)
裄丈61.5cm (1尺 6寸 3分) 袖巾31.5cm (8寸 3分)
袖丈49.5cm (1尺 3寸 1分)
前巾26cm (6寸 9分) 後巾31cm (8寸 2分)
八掛の色:青碧色
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。