商品番号 1348448

“処分価格本日最終!” 【原始古代布 科布】 【十日町水国織物 田尾笛秋】 手績み科糸織 蓑虫加工八寸名古屋帯 ≪仕・中古美品≫ 「竹林に雀」 なんという自然の贈り物! 滅多と出逢えない極上品!

売切れ、または販売期間が終了しました。

◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。

◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!


染織の里、十日町の水国織物、田尾笛秋氏による逸品…
蓑虫の皮を丹念に織り重ね、表現された、八寸名古屋帯をご紹介いたします。

今まで数多く氏の作品を取り扱って参りましたが今回は別格…
日本三大古代布のひとつに数えられる織物、
科布に蓑虫繭を施した絶品を仕入れて参りました。

ご存知の通り本当に本当に創作数の限られる、幻の織物。
通の織物好きにはたまらない創作品でございます。
シーズンオフだからこそ今回特別に仕入れて参りました!
現品限りでございますので、どうかお見逃しなく!


風合いを真似て絹糸を用いた絹科布ではございません。
紛れもない本物、手績み科糸織のお品でございます。

シナノキ(科の木)の樹皮を細かく裂いて績まれる科糸。
それを用いて織り上げた布が「科布」です。
その歴史は縄文・弥生時代にまでさかのぼり、
9・10・13世紀には文献にも登場、かつてはかなりの量が生産され、
衣類として需要があったものと考えられております。

山間の村々で織られていた科布。
大麻布や苧麻布の普及によって織り上げ数が少なくなり、
江戸時代に木綿栽培が始まるとより一層生産地が減少、
さらに第一次世界大戦後には風前の灯火、
もはや新潟県と山形県の一部にしか残らなくなりました。

その織り上げは、一年がかり。
木を切り、皮をはぎ、水につけ、煮る、洗う、裂く、績む、撚りをかける、織る。
20以上の工程を経て、はじめて布になります。
丹精込めた手仕事で作られますので、大変希少価値の高い織物と言えましょう。
市場にもほとんど出回りません。

その特徴は、ざっくりとした素朴な手触り、自然な色合い。
大変軽くて通気性に優れ、水に強く、陽射しによる変色の心配もございません。
使い込むほどに木肌の艶がでてまいります。

その強靱さ、耐水性、通気性、織り目の美しさと素朴さ。
人の心の通ったあたたかさは、現代の人々の感性に訴えるものがございます。
山里の暮らしの中で受け継がれてきた伝統と、
根気のいる作業を経て生み出される素朴な風合いの布には、
力強い生命感が溢れています。


ざっくりとした太糸で織りなされた美しい狐色の地。
まさに自然そのものといった風合い…
あふれだすような生命力を感じとっていただけることでしょう。
その地には竹林に愛らしい表情の雀の姿があらわされました。

この意匠は、全て蓑虫の”蓑”から作り出されました。
蓑を切り開き、ゴミをとりのぞき、沸騰した苛性ソーダ水で数時間煮沸し、
樹脂を取り除き柔軟にさせ、水洗いして乾燥させます。

蒸気アイロンでのばし、整形をはさみで整え、
一枚一枚手縫いで縫い上げていく作業を、繰り返します。
蓑虫が創り上げた偶然の色合いを選抜し、試行錯誤しながら文様に濃淡をつけて、
表現されたその意匠…
まさに人の手では作り出す事の出来ない、自然の営みを生かした深みのある色合いを、感じていただけることでしょう。

実に手間をかけて創作された、他では見ることのできない逸品でございます。
また、蓑虫は昔から子孫繁栄や子宝に恵まれると伝えられております。
寒さから身を守り身を包むといった所に由来し、災いや事故から身を守るとも謳われるとても縁起の良い素材でございます。

現在、この蓑虫の素材を用いた創作ができる職人さんはただ一人…
一点一点を丹精込めて大切に創作されており、決して数の出回るお品ではございません。


おきもの通の方に、大切にお届けしたく存じます。
一段、二段上の着こなしをお愉しみいただける逸品…
お目に留まりましたら、どうかお見逃しのなきようのお願いいたします。


≪科糸織帯の取り扱い≫

科の木の芯皮を糸に紡いで原料にしており、自然の樹木の香りがいたします。
また、織機が明治以前のいざり機なので、織る時に
タテ糸・ヨコ糸ともに水に濡らして織りますので、耳巾が不揃いになります。
このように原始的な織布ですから独特な自然の風合いと色彩になり貴重な商品です。

お召しの際には、乾燥しておりますと硬い風合いになる場合がありますので、
前の日に霧吹きをして掛けておきますと柔らかくなります。
ご使用後も同じように霧吹きして掛けてからシワを延ばして陰干ししてください。

商品詳細

- 素材・サイズ

科100%
長さ約3.7m
お太鼓柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 街着、お食事会、観劇、音楽鑑賞、お出かけなど

◆あわせる着物 御召、紬、上布、芭蕉布、浴衣

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。

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