染めと織の先駆的クリエーター【じゅらく】より、
シンプルな古典柄を浮かべた特選西陣織袋帯のご紹介です。
品格のある半色(くすんだ薄紫色)を基調とした帯地。
意匠には唐草紋を織りなしました。
じゅらくならではの、気品に満ちたお色使い。
細やかな意匠美を、贅沢に表現しております。
またこちらのお品は本袋帯でございます。
ご存知の通り、高級品にのみ許されるのが、「本袋」。
表地と裏地を同時に、輪のように織り上げる帯のことでございます。
基本的に、表の地組織と裏の地組織は同じ様にいたします。
なぜなら、表裏の織巾が合わなければ帯にならず、
縫い袋のように、表裏別々に織った後で縫い合わせるわけにはいかないからです。
表裏同時に、輪のように織り上げる本袋帯。
織り場では、織りあげつつあるお柄を見ることができません。
したがって織人の熟練が必要とされますし、大変難しい織物です。
本袋帯と縫い袋帯を並べて見比べていただきますと、
すぐにお分かりいただけるかと思います。
その違いは、帯の両端、つまり耳の厚みでございます。
これこそが本袋帯の一番の特徴で、縫い袋帯の半分の厚みですので、
薄く綺麗にたたむことができます。
お太鼓結びに締めていただくと、耳付きが薄いので、
前・横から見ていただいた時にお太鼓が大変綺麗に映ります。
訪問着、付下げ、色無地などとのコーディネートで、
艷やかに和のドレス感覚の帯姿をご堪能下さいませ。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
絹95% レーヨン3% ポリエステル2%
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織物工業組合証紙No.329 じゅらく謹製
おすすめ帯芯:綿芯
◇六通柄
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地