モダンで個性的な博多帯を創り出されている松装織物さんから
シンプルでモダンな本場筑前博多八寸名古屋帯のご紹介です。
博多織の起源は、遠く鎌倉時代にまでさかのぼります。
鎌倉時代にベンチャー精神あふれる一人の青年、満田彌三右衛門は、新しいビジネスのため、最先端技術国である宋へと圓爾辯圓(えんにべんえん/勅諡 聖一国師)と共に旅立ちました。当時の渡航は命がけの覚悟がなければできるものではありませんでした。遭難の危機を聖一国師の祈祷により救われたという伝説も残っています。彌三右衛門の夢と聖一国師の祈りがなければ、博多織は生まれなかったのです。
その後、江戸時代に先祖の彌三右衛門の夢を受け継いだ満田彦三郎という方は、明へと海を渡りました。帰国後、竹若藤兵衛・伊右衛門親子と共に織物の研究に没頭し、改良を繰り返し、琥珀織のように厚地で、浮線紋のある柳条が特徴の織物を開発しました。これが、現在の伝統的博多織の原点となったのです。
博多織の起源は、遠く鎌倉時代にまでさかのぼります。
締め心地が良く、キュッキュッという絹鳴りの音は、
上質な博多織の代名詞とも言われております。
生地はハリがあり、シワになりにくい。
博多帯は締めやすい帯の条件を備えた実用性の高いものです。
きものを引き立てながら、個性を感じさせる味わい深い博多帯です。
しなやかな帯地に織りなされた意匠は
シックな灰を基調にして青緑色で牡丹唐花模様を織り成しました。
気品溢れる色使いで見るものを魅了する意匠美。
小紋や紬、御召など、おしゃれ着に合わせて単、
袷問わずお使いいただけ、独自の締めごこちと風合いも
合わせて根強い人気があります。
帯締めや帯揚げのコーディネートも存分にお楽しみいただけることでしょう。
本当にお色柄が素敵なお品でございます。
素敵な和姿を彩る帯としてお使い頂けましたら幸いです。
絹:100%
長さ:3.6m(お仕立て上がり時)
博多織工業組合の証紙がついております。
松装織物謹製
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、お食事、ご旅行、お買い物など
◆あわせるお着物 小紋、御召、紬など