美しい透け感、夏に涼呼ぶ博多帯。
愛され続けて760年―
本場筑前博多織の紗八寸帯をご紹介いたします。
今回ご紹介のお品は、中でも爽やかな配色のモダンな意匠が素敵な作品。
和姿を涼やかにに彩る一条です。
どうぞお見逃しなく!
大人の粋な和姿に、シンプルかつ使い勝手良し。
長く愛されるには理由があります。
博多織と西陣織の大きな違いは、
西陣は緯糸で柄を出すのに対して、博多は経糸で柄を出すこと。
それによって締める方向にかかる力が伝わりやすく、
締めやすく、緩みにくいのが特徴です。
軽くしなやかでありながら、しっかりとした生地はシワになりにくい。
博多帯は締めやすい帯の条件を備えた実用性の高いものです。
博多織と申しますと思い浮かぶのが「献上文」と呼ばれるお柄。
幕府への献上品として博多織を選んだ際「独鈷」「華皿浮け柄」といわれていたものが、「献上」と呼称されるようになりました。
今回ご紹介のお品はそんな定番の献上文様ではなく、洋風のお柄を成したモダンな一条でございます。
サラリと軽やかな織り上がり。
見た目にも涼やかな紗の帯地は、オフホワイトで織り上げて。
お柄には、灰青色を背景に、青、赤、紫色で、
矢羽の模様を込めた間道が表されました。
さり気なく込められた金糸が、煌めきのアクセントをもたらします。
時に冴える爽やかな彩りが素敵。
モダンな洒落感に満ちた一条でございます。
時代を超える伝統の美技。
季節の巡りが楽しみになるような、素敵な夏の作品でございます。
「帯は博多」。
締め心地抜群のひと品をお届けいたします!
お色柄、地風ともに大変素敵なお品です。
どうぞ素敵に御召くださいませ!
絹9100%
長さ約3.6m~(お仕立て上がり時)
柄付け:全通柄
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お茶席、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など