◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
加賀友禅の巨匠―
ご存知、【 初代 由水十久 】氏の手による逸品。
もはや、通常のルートではお目にかかれません…
まさに、雲の上の存在に等しく、欲しい!となりましても
そうそう簡単に手に入れる事はかないません…
もうお亡くなりになられておりますので、
言わずもがな、新しい創作品は勿論ございません。
その価値をご納得頂ける方に、希少なお品をお届け致します。
この風格、世界観―
初代・由水十久―
加賀友禅の系譜の中でも、最も有名な作家であり、
加賀友禅の歴史の一翼を担った由水十久氏。
幼少より、日本画を能くし、昭和初期に紺谷静焦に師事。
古典文芸にも造詣深く、日本国内はもちろん、海外でも個展を開くなど、
その才能を惜しむことなく発表されておられました。
「あくまでも着る人が主役」というこだわり。
その際たるは、写実的な草花模様が中心の加賀友禅の中で、
異色の人物画を好み、特に童に対する思い入れには独自の世界観が感じられ、
由水十久といえば「童」と代名詞にもなるほど…
十久氏の描く童は、一体で数百万円の価値が有ると言われております。
とりわけ没後は、その価値はもとより、
作品自体をお見受けする機会はとみに減って参りました。
本当に、稀、貴重…。
糸目の繊細さは加賀随一。
その細い細い糸目で描き出された、十久氏ならではの風土に根ざした
古典や祭事をテーマに『見立て』られたうない児や、野山を駆け
遊び戯れる童の柔和な表情。
本品はそんな由水十久氏の真骨頂、童の姿を生き生きと染め描き出した帯。
帯地となりましたのはやわらかな織味の本結城紬。
おだやかなフシ感の本結城地を紅鳩羽鼠に染め上げ、
お太鼓と腹をあわせて合計四体の童が染め描き出されております。
ふっくらとした頬、細く表現された頭髪。
衣服の質感までもを描ききる由水十久氏ならではの精緻な筆使い。
このこだわり、このバランス。
研ぎ澄まされた空間性を感じさせて…
もう二度と作られることのない美術品でございますので…
本当に大事にしていただける本物志向の方に、
自信を持ってお勧め致します。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
絹100%
長さ約3.74m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
※開き仕立て(裏地なし)
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、
街歩き など
◆あわせる着物 付下、色無地、小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。