◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりました。
うっすらと締め跡がございますが美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
憧れの方も多くいらっしゃることと存じます。
西陣屈指の名門・桝屋高尾さんのねん金綴れ。
人々の心を魅了してやまない、高雅な面持ち。
一本あれば重宝すること間違い無し!の逸品をお値打ちにご紹介いたします!
まずはじっくりとご覧くださいませ。
【 ねん金綴錦 】
尾張徳川家に伝来し、現在徳川美術館保管の裂(きれ)は、
多数の名物裂を含み総数約650件にのぼります。
この中には金襴、緞子、間道などとともに
「ねん金」と称される撚り金糸を用いた明時代の裂が6件含まれています。
「大牡丹唐草文」「紗綾形文」「八角繋文」などの紋様に混じって、
無地ねん金も1件(7裂)含まれています。
ねん金のなかでも無地ねん金は珍品で、伝世品の少ない作品です。
ざんぐりとして立体感があり、奥行きと深みを感じさせる裂です。
その貴重な裂を名物裂の複製に力を注ぎ、
植物染めの研究にも努力している京都名門の織屋・桝屋高尾、
高尾弘氏が無地ねん金の緯糸を再現して撚金綴錦袋帯を完成しました。
(特許であり、徳川美術館の署名で複製を禁じられております)
その織りあがりは、比類なきおしゃれな味わいに満ち、
手織りだけがもつあたたかみの中に高貴な気品を感じさせる逸品です。
軽くてしなやかな風合いをぜひお手元でご実感いただきたいと思います。
重厚な見た目からは想像できない、軽やかでしなやかな織り上がりは流石は名門。
一面にふっくらとした強弱のある色糸を織り交ぜて、織の風合い豊かに。
幻想的に移り変わる牡丹唐草の意匠を織り描き出しました。
さらに裏面にはシンプルな段霞の意匠が…
美しき煌めきの金糸を基調に、
穏やかな色々を置くから感じる美しき一条。
品格溢れる黄金の煌きが絶妙に移りかわり、
さりげない表情のなかにも豊かな奥行きを演出してくれます。
ただよわせる高貴な気品。軽くてしなやか。
豪華であるのにシンプルさを感じさせる絶妙な感性。
そっと手を触れてくださいませ。
一度手にとられたらその締め心地の良さはやみつきになることでしょう。
室町の問屋さんにも定評のある織元さんの作品でございます。
ほかにはまずございません。
究極に洗練された美、最高の着こなしやすさ。
確かな上質を、ぜひお手元でご鑑賞くださいませ。
黒留袖、色留袖、またあっさりと紋付色無地、付け下げなどにも、
高雅な女性の気品を演出してくれることでしょう。
まさに一生もの、代々しっかりと受け継いでいただける逸品でございます。
どうぞこの機会にお手元にてその比類なき存在感を、
お楽しみいただければ幸いでございます。
【 高尾弘 プロフィール 】
1935年 京都西陣に生まれる
1960年『株式会社 桝屋高尾』設立
1978年 徳川美術館よりねん金の復元を依頼される
1979年 メキシコ現地視察
1982年 タイ現地視察
1983年 メキシコ、東南アジア諸国、中国シルクロード、ヨーロッパ等視察
1984年 徳川美術館のねん金裂を基礎に彩ねん金を研究開発、ねん金綴錦を考案
1985年 『銀花』(第63号)誌に於いてねん金裂について対談
トルコ視察
1986年 『季刊きもの』(春号)誌に於いてねん金裂のルーツ対談
人間国宝 茂山千作翁、ねん金綴錦衣装を着用し京都観世会館に出演
1989年 第2回トルコ視察
1991年 第2回インド視察
1996年 皇后陛下美智子様ご着用服地を製作。
1998年 英国スコットランド取材
1997年 エジプト、ペルー、チリ視察
2000年 銀座美術館画廊 個展「五大染織文明を創る」を開催
絹100%・金属糸風繊維以外
長さ約4.5m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添いなど
◆あわせるお着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。