日本の紬織物の故郷、久米島…
その久米島にて丁寧に創作された極上の逸品。
この機会にご検討いただければ幸いでございます。
平成16年7月16日、久米島紬が国指定の重要無形文化財に指定されました。
同9月2日には、文部科学省からの告示があり、
無形文化財の指定要件として四つの要件が定められました。
(1)糸は紬糸または引き糸を使用すること、
(2)天然染料を使用すること、
(3)絣糸は手括りであること、
(4)手織りであること、
「久米島紬」は、15世紀後半に「堂之比屋」という人物が中国に留学し、
養蚕の技術を修めて絹織物を織り始めたのがそのはじまりです。
以降日本の紬絣技法は、久米島を起点に発達・伝播したとされております。
久米島紬の特色は、分業しないこと。
意匠、糸括り、染料づくり、染め、織り…
すべての工程を一人の織り手さんがこなしていきます。
一反出来あがるまで約3ヶ月間、織りだけでも約1ヶ月といわれます。
それだけの時間と手間ひまかけて制作された一枚だからこそ、
ふんわりと豊かな風合いと天然素材からなる柔らかなお色合いが生まれます。
豊かな味わいを魅せ、着れば着るほどに風合いを増してゆくとびきりの一枚。
ほっこりと自然溢れる、泥染めの黒茶色の紬地。
その地には丁寧な経緯糸絣にてたっぷりとお柄が表現されております。
地色と絣糸のコントラストが洒落感漂う一枚です。
絣ひとつひとつに、歴史と伝統、人々の思いが込められて。
天然染料で染められたお色は、着れば着るほどに味わい増すことでしょう。
一生どころか、世代を超えてお召しいただける素晴らしい紬でございます。
紬きものファンの方にとって、久米島紬は、憧れの一枚でございましょう。
例えば、ざっくりとしたお洒落袋帯や八寸帯で、優しく素朴なコーディネート。
また小粋な半巾帯で、軽やかカジュアルな装いを。
帯合わせ次第で様々な表情をご覧いただけることと思います。
大切に大切にお届けいたします!
大自然の育む久米島のあたたかい心。
どうぞ末長く大切にご愛用くださいませ。
絹100%
長さ12.3m 内巾37cm(裄最長約70cm)
久米島紬事業協同組合の証紙、沖縄織物検査済之証、沖縄県伝統工芸品之証がついております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)