本当に希少、茜染独特の色の深みと
絞り染によるやわらかなアウトラインのお柄がマッチしたお品。
お目にとまりましたら是非ご覧くださいませ!
茜染(あかねぞめ)―
茜染は読んで字のごとく、アカネという
植物の根を使って染める草木染を指します。
茜はアカネ科のつる性の多年生植物であり、中国や朝鮮半島、
日本などのアジア圏に多く生息する植物。
古くから薬草として用いられており、浄血や保温、
体の活性化といった効果が期待されてきました。
茜染にはその根から採取される…赤い染料が用いられます。
特に茜染の発祥の地として全国にその名が知られる岩手県。
その昔自生のアカネが豊富だったことから、1300年前の奈良時代から
その根を使って染める茜染の技法が伝承されてきたと言われています。
江戸時代には、盛岡藩の手厚い保護を受けて産業として発展し、
全国に名を知られるまでになり、朝廷や将軍家へ献上品として
江戸へ送られていました。
今回ご紹介のお品はその茜染によるお品。
茜をベースに、触媒として鉄媒染による濃く落ち着いた褐色地。
絞り染にてステンドグラスのような菱と縦長の亀甲をあわせた
割付紋様がリズミカルに表現されております。
化学染料では出すことのできないぬくもりのある色。
時が経つにつれて味わいを増す…その表情。
一生ものとして代々受け継いでいただきたいお品。
どうぞお手元で末永くご愛用くださいませ!
※茜は草木染の特質上、摩擦や湿気による色落ちが生じやすくなっております。
色止め加工をいたしましても、色が落ち着くまでに
汗や摩擦で色が移る場合がございますのでその点ご留意くださいませ。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 趣味のお集まり、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事
◆あわせる着物 付下、色無地、小紋、織のお着物
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。