俵屋吉富 茶ろん たわらや 見惚れる『クリームあんみつ』 「京都・和の菓子めぐり」vol.3
同店の代表菓子「雲龍」に使用しているものと同じ丹波大納言小豆の粒あん、「ぎをん萬養軒」が手がけるアイスクリーム、艶やかな2種の白玉が大きなスクエアの寒天に寄り添うモダンなビジュアル。小さな角切りタイプにはない、ホールケーキ的な贅沢感があります。
販売店舗の入り口とは別に設けられた、「茶ろん たわらや」の入り口はお品書きが置いてなければ、それとは気づかないほどの慎ましさです。米俵の紋が染め抜かれた小ぶりな暖簾をくぐり、美しく打ち水された砂利の敷かれた小道の飛び石を奥へと進みます。
店内に入る前に、ぜひ探してみていただきたいのが、この隠れ猫。
米俵の意匠が施された白壁の建物を見守る「ねずみよけ」の置物なのですが、とても雰囲気があります。
白とウッドカラーを基調とした明るい店内は、8席のみ。
席数は少ないのですが、鏡の効果もあり開放感に溢れています。
きものでも美しく座れる、やわらかすぎないソファがうれしいですね。
同店の代表菓子「雲龍」に使用しているものと同じ丹波大納言小豆の粒あん、「ぎをん萬養軒」が手がけるアイスクリーム、艶やかな2種の白玉が大きなスクエアの寒天に寄り添うモダンなビジュアル。小さな角切りタイプにはない、ホールケーキ的な贅沢感があります。
蜜は、黒・抹茶・和三盆から選べます。
お干菓子の打物と同じ、徳島県産の和三盆を使った蜜はやさしい甘さ。スプーンの上で色々な味を組み合わせて楽しんでいただきたいあんみつです。
ちなみに、直営店と百貨店では「雲龍」に使われている小豆が違うそうです。包装とお値段も若干異なるので、秘密にされているわけではないのですが、直営店限定の<復刻>雲龍。ちょっと特別感があって、いいですよね。
また、茶道文化の中心地エリアにある小川店では、特にお干菓子などの茶菓子が充実しています。ガラスケースに並んだ麩焼き、打物、有平糖、干琥珀などは1点から購入可能(87円~)。自分好みの詰め合わせや、贈る方のイメージに合わせた詰め合わせを作ってみてはいかがでしょうか。
茶ろん たわらや(さろん たわらや)
かがたにのりこ
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