商品番号:1563017
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
究極の本塩沢を仕入れて参りました。
本物の「本塩沢」を織り上げることのできる数少ない織り元のひとつ、「酒井織物」。
その老舗名織屋さんの一枚でございます。
なんと今回ご紹介のお品は、「百八十亀甲柄」の逸品。
着尺幅一段の中に、実に180個もの亀甲絣を用いております。
一つの亀甲は3mmにも満たないほどの細やかさ。
全て絣の位置を確認しながら織り上げる、織元の≪手織り≫によるもの。
ただでさえ近年、本塩沢の生産自体が少なくなっている中、
このようなお品は数が圧倒的に少なく、本当に希少。
そんな希少な作品がこの価格でご紹介できますのも、御仕立て上がり品ならでは。
織物ファンの方はぜひともご検討くださいませ。
【 お色柄 】
シボ高い地風に、シャリ感を感じさせる本塩沢の地風。
地色は黒に近い濃紺色で、180亀甲に蚊絣を用いて、
裂取りに七宝や青海波、菱などの割付模様が織りだされております。
なんという細やかさでしょうか。
これが機械ではなく、人の手によるものですから…。
肌で直接感じられる、本物の良さ。
着るたびに独特の感触を楽しんで…
流行に左右されることなくお召しいただける一枚。
すばらしい織の傑作品をお届けいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 本塩沢(塩沢お召し) について 】
産地:新潟県南魚沼市
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年12月15日指定)
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※ガード加工済み
◆八掛の色:青色
身丈(背より) | 149cm (適応身長154cm~144cm) (3尺9寸3分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 47.5cm(1尺2寸5分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈73cm(1尺9寸3分) 袖巾37cm(9寸8分) 袖丈52cm(1尺3寸7分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街着、お稽古、気軽なお食事など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。