商品番号:1561028
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
なんと日本工芸会正会員・故 木原明さんの作品が入荷いたしました。
辻が花染の第一人者である小倉建亮と日本画家の小松均に師事され、
その後、作家として伝統工芸展などに出品し、各賞を多数受賞。
また天皇・皇后両陛下より、御下問を受けるなど、
まさに日本を代表する染色家の巨匠でございます。
2011年には” 京都府無形文化財 ”にも認定され、
多彩な手法で自然を絹の上に息づかせた作品を多くつくられました。
現代の生活空間に美しく映え、しっかりとした素地を持ち、
臨場感あふれる作風の、自然をテーマに描きあげられた作品。
今回は奇跡的に未仕立てのお品が入荷しました。
本当にお品物がございません。
ファンの方は必見でございます。
まずはどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
さらりと軽やかな楊柳縮緬地を、
上品なごく淡い灰桜色に染め上げて、
松の意匠をあらわしました。
穏やかに艶めく絹の光沢がその上質さを感じさせます。
色彩使いは美しく、独特の奥ゆきからも
作家のこだわりがしっかりと感じられる一枚に仕上がっております。
【 木原明(きはらあけし)について 】
染色工芸作家
小倉建亮、小松均(日本画・院展同人)に師事。
後に辻が花染から学んだ絞りと友禅の双方を
併用した独自の作風を確立。
身近な草木や風景を題材に創作活動を続け、
日本工芸会正会員として活躍した。
【 経歴 】
1942年 木原生長(日本工芸会正会員)の長男として京都に生まれる
1962年 小倉建亮(日本工芸会)に師事
その後小松均(院展同人)に師事
1976年 第13回日本伝統工芸染織展 出品
1983年 第12回日本伝統工芸近畿展 出品 以降入選多数
1988年 日本工芸会正会員認定
1989年 第26回日本伝統工芸染織展 東京都教育委員会会長賞
1993年 第40回日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞
天皇・皇后両陛下より御下問を受ける
1996年 伝統工芸染織展 監査委員
1998年 伝統工芸近畿展 監査委員現在 日本工芸会正会員
2011年 京都府無形文化財認定
2014年 死去・享年72歳
個展 :京都文化博物館 他
団体展:日本工芸展
伝統工芸染織展
伝統工芸近畿展
京都府工美展 等 出品入選
受賞 :第26回 伝統工芸染織展 東京都教育委員会会長賞
第21回 伝統工芸近畿展 京都新聞社賞
第40回 日本工芸展 工芸会奨励賞
第31回 日本伝統工芸近畿展 近畿賞
絹100%
裁ち切り身丈178㎝ 内巾37㎝(最大裄丈70㎝ 肩巾袖巾35㎝)
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お付き添い、パーティー、芸術鑑賞、観劇、お食事会りなど
◆あわせる帯 袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。