商品番号:1557381
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
一目で心奪われる、美しい染の色…
きちんとした京友禅の製作において、
ここまで凝ったお品、本当にお目にかかれなくなりました。
やはり、海外友禅ものとは明らかに異なります。
特に夏の紋紗地を染めたお品となりますと、大変数が少なく、
ここまでのクラスのお品は、
室町でもそう多くお見かけする機会はございません。
本物にこだわりつづける老舗染匠≪菱健≫から、夏の逸品をご紹介いたします。
もう少し盛夏になるのですが、
この時期だからこそある、良柄良色のお品でございます。
熟練の染職人の間を幾工程も経て、
大切に染め上げられた工藝品とも言える素晴しい仕上がりを
じっくりとご堪能頂けましたら幸いでございます。
京の老舗染匠≪菱健≫。
専門店さんで敢えてお名前を掲載して
販売されることは少ないかと思いますが、
最近では着物雑誌などでもよく見かけるようになりました。
まさに京友禅、”はんなり”とした美しき一枚。
彩りに確かな良きものを感じさせるその力。
身にまとうお方こそに、本物を感じて頂けることと思います。
【 お色柄 】
涼やかに、風を通す絽地を使用して。。。
上品な白藤色に染め上げられました。
その地に描かれたのは、霞暈しを背景にした松の意匠。
スッキリとした構図で凛とした印象に・・・
銀彩の縁取りが気品高く、また凛とした涼やかさをもたらして、
吸い込まれるかのような美しい表情へと仕上がりました。
夏らしい極上の風情を楽しんで頂けることでしょう。
これらの染めが全て手作業で施され、本当に気が遠くなる程のものでございます。
幻想的な情感に、穏やかな品格を忍ばせた美しい一枚。
京友禅らしい伸びやかな彩りが染め施され、京の匠の丁寧なものづくりの姿勢が、
おのずと伝わるような仕上がりです。
自信を持っておすすめできる一枚でございます。
夏のお着物は、必ずしも必要となるものではございません。
だからこそ、本物の一枚をお誂えいただきたく存じます。
【 菱健について 】
1949年(昭和24年)設立
創業者 初代古川健三
菱健という屋号は、吉友商店の屋号「菱友」の
菱と初代・古川健三の健を取って名づけられた。
「本流にこだわる」を基本理念に、京都に在籍する
無名の伝統工芸士や職人が持つ「ハンドメイドの味」を
活かし、きものに表現するものづくりをしている。
菱健の『桐壷』ブランドは業界内外問わず有名。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈184cm 内巾37cm(裄丈69cmまで)
白生地には、新潟県五泉市「小熊ブランド」の駒絽地を用いております。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、コンサート、観劇、お食事会など。
◆あわせる帯 夏の袋帯、格のある名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)
※刺繍・絞り加工がされている商品の場合は【湯のし1,650円→手のし3,300円】に変更となります。