商品番号:1556882
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
毎年の生産数も限られており、
中でも黒は糸染めにも手間がかかり、なかなか仕上がらないと言われています。
織物ファンの永遠の憧れ…
綾織の技法による黄八丈を仕入れてまいりました。
圧倒的な粋姿を叶え、洗練された和姿を叶える黒八丈。
最近では本当に数も少なくなり、
原材料の高騰などで今まで以上に高額になりつつあります。
新品の反物は完全に取り扱いの状況。
室町を毎日仕入れに駆け回っていても滅多と出逢う事はございません。
今回は証紙つき美品のお品、
それも黒八丈の中でも
特に人気の高い意匠の一枚。
前加工にもこだわり京都でも一番と名高い加工屋さんで地入れがされております。
この風合いは唯一無二。
人気ブランド「貴久樹」の刺繡八寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ!
【 お色柄 】
[着物]
黄八丈特有の草木染めの黄も素敵ですが…
本品は黒八丈とも呼ばれる深みのある地色。
こっくりと深い墨色の絹地には、
黄色と鳶色の縞模様が入り、
繊細なまるまなこの地紋が織り出されています。
手仕事によって積み重ねられた…何とも美しい光沢を携えております。
昔の格子柄のような民芸味はあえて採用せず、都会的な洗練に。
現代の街並みにもしっくりとなじむ極上の織を堪能いただけます。
[帯]
今回ご紹介するのは、紬の地に刺繍を込めた一品です。
手織りならではの凹凸のあるザックリとした紬地は
一面に節糸の風合いとタテ・ヨコの糸の畝を感じるハリのある地風。
締めれば締めるほど風合いが良くなっていきます。
薄い黄色の帯地には手刺繍によって、
東方の天竺文様が表現されました。
刺繍のお品をお探しの方に、自信を持ってお勧めいたします。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちにお召しくださいませ!
帯は中古品として仕入れてまいりました。
締め跡がございますのでお届け前にプレス加工をサービスさせていただきます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちにお召しくださいませ!
【 貴久樹(きくじゅ)について 】
雑誌掲載も大変多く、その洗練されたデザインと
高度な技術、その独特のムードがおきもの通の絶大な
支持を受けているブランド。
先代の糸川禎彦が、染めなくても金色に光る布
「ムガシルク」に魅了され、インドを訪問するうちに
織り・染め・縫いと、幅広い手法のあるインドの
染織文化の奥深さに感動したことが創業の契機。
貴久樹ブランドを一躍有名にしたゴールデンムガ
(ムガサンシルク)をはじめ、ナチュラルタッサー、
タッサーシルクなど貴重な野蚕糸を用いた野蚕紬に、
刺繍技法などを駆使して表現される独特の
デザインが特徴。
刺繍は高度な職人技による手刺繍であるカンタ刺繍、
カシミール細密刺繍、ティカン刺繍など、中国の
伝統刺繍を、染には手摺木版染などの技術が
作品には用いられている。
【 黄八丈について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年10月14日指定)
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
孤島で織られる着物好きの終着点。
[着物]
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
八掛の色:鶯色
[帯]
絹100%
長さ約3.6m
お太鼓柄
身丈(背より) | 155cm (適応身長160cm~150cm) (4尺0寸9分) |
---|---|
裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 49.3cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈74cm(1尺9寸5分) 袖巾37.5cm(9寸9分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お出かけ、カジュアルパーティーなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。