商品番号:1553791
【 仕入れ担当 中村より 】
素材の風合いが味わい深い、手織り草木染めの
【 本場八重山上布 】着尺のご紹介です。
涼やかな見た目の麻地に絣によ伝統のお柄が
引き立つ味わい深いお品。
通常の八重山上布は、
経糸にラミー、緯糸に手績苧麻糸を使用しておりますが、
なんと今回のお品は
経緯両方に手績苧麻糸を使用したなんとも贅沢なお品。
芋績み(ううみ)で生計をたてることが難しい現在…
どれだけ希少なお品かお分かりいただけることでしょう。
麻はシワになりますが、汗をかいても肌につかず、
涼やかに風を通し、シワができてもぺたりとせず、
シワでさえも、パリッと涼感を呼ぶことでしょう。
なんと今回、その八重山上布を生地に用いて、
玉那覇有勝氏が意匠を染め上げた九寸とのコーディネートセットをご紹介。
夏の上品なお着物をお探しの方へ。
まだお品があるうちに…
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
[着物] 商品番号1541605
シャリ感とハリを感じさせる、
白の麻地に、茶色の絣による
伝統の絣模様が規則正しく一面に織りだされております。
[帯] 商品番号1545264
※第67回日本伝統工芸展に出展されたお着物のお柄を帯にされたお品でございます。
雑誌「美しいキモノ」2022年夏号では某有名女優さんが着用されたお柄でもあります。
帯地に用いたのは、涼し気な八重山上布の生地。
生成りがかった白の麻地には、水面に草花のお柄を表しました。
一つ一つの彩りが際立つ、ハイクラスの紅型帯です。
【 玉那覇有勝について 】
玉那覇有勝(たまなは ゆうしょう)氏は、1968年、沖縄県石垣島で生まれ、2001年に玉那覇工房に入られました。
祖父にあたる城間氏の作品にも触れながら、紅型の世界で人間国宝である父・有公を師に持ち、
これからの沖縄県伝統工芸を担う一人として活躍されております。
【 八重山上布について 】
文部科学大臣指定重要無形文化財(2024年7月19日指定)
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1989年4月11日指定)
沖縄県指定伝統工芸品(1974年6月11日指定)
沖縄県指定無形文化財(1978年指定)
沖縄県八重山郡周辺で作られている織物。
苧麻(ちょま/からむし)の手紡ぎ糸を使って織られ、
古くは琉球王朝時代に貢布としても利用された。
沖縄地方の織り物の中で唯一「刷込捺染技法」
を用いて作られる織物。
八重山の自然から得られるヤマイモ科の「紅露」(クール)
などの草木を主染料に、苧麻から作られる繊維を染めあげ
織り上げる。織り上げられた後、八重山地方の強い
日差しのもとで日晒しを行うことで色合いに深みをもたせ、
さらに海水につけることで地色が白く晒され絣模様がより
鮮やかになる。
苧麻から1反の着尺を織るための糸づくりには経糸約50日、
緯糸約40日程度かかる。非常に根気のいる作業であるため、
近年ではラミー糸(手紡ぎではない苧麻の糸)を経糸に
使用したものも増加している。
[着物]
麻100%
経:手績苧麻 緯:手績芋麻糸
長さ:12.3m 内巾:37cm(裄70cm前後まで)
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
[帯]
麻100% 長さ3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
※おすすめ帯芯:突起毛芯 ◇六通柄
◆最適な着用時期 7月、8月の盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
特殊地入れ11,000円+麻衿裏6,600円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
・ポリエステル糸でのお仕立てとなります。
絹糸での縫製ご希望の場合は、その旨必ずご指示下さい。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)