商品番号:1550325
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
かなり薄手で素材感たっぷりの赤城紬地に
インドアッサム地方にのみ生息するヤママユガの
野蚕【 ムガシルク 】より引いた糸を用いて
刺繍にてお柄をあしらった紬着尺のご紹介です。
赤城紬ならではの玉糸の節が浮き出た風合い豊かな紬地に
帯合わせしやすい小さめのお柄を刺繍にてあしらって
おりますので、帯合わせで表情をかえて芸術鑑賞や
ご友人との気軽なお食事、街歩きなどのシーンに
スマートな着姿をお楽しみいただける事でしょう。
また薄手で、やや透け感がございますので
真冬の時期をのぞく盛夏、単衣、袷の時期と
汎用性の高いお品でございます。
【 お色柄 】
薄手で格子状の織りの表情が浮かぶ、やや透け感のある
赤城紬地をやや紫みをおびたウエッジウッドブルーに染めあげ、
ムガシルクのナチュラルな生成りの糸を用いた刺繍にて
レースのような装飾紋が飛び柄であしらわれております。
【 ムガ蚕について 】
インド東北部の州アッサムに生息する蚕で、
ホオノキ、木蓮などの葉を食べながら成長し、
黄金色の繭を紡ぐ。
アッサムの養蚕の内訳はムガ蚕65%、エリ蚕25%、
家蚕(普通の蚕)8%、タッサー蚕2%。
季節によって繭の質が異なるため商品価値のある
繭が採れるのは年のうち数ヶ月で通常の絹の0.5%
しか取れないため大変高価な糸である。
ムガ蚕の繊維の太さは4.5デニール程度。
他の絹に比べて汗や水分を吸収しにくいが、
ハリがあり、シルクの中でも特に軽く強いという
特性を持っており、古代から王衣や芸術品に用いられた。
別名「ゴールデンシルク」「シルクの宝石」とも。
ムガ蚕の繭からは生糸の他、ギッチャ糸(出殻繭から紡がれる糸)、
カティア糸(繰糸クズから紡がれる糸)なども取れる。
【赤城紬について】
新潟県十日町市で織り上げられている、
群馬県産(赤城山の麓)の蚕の玉繭だけを用い製織された紬。
生繭を原料とした手座繰りの1本引きにする糸を
精錬せずに蚕の作った自然のままに用い、
熟練した技法で織布する。
ヨコ糸に赤城糸と玉糸とを交互に。
タテ糸には手紡真綿糸を使用し織り上げられており、
ふっくらとした風合いが特徴の織物です。
絹100%
長さ約13m
内巾:約36cm(最長裄丈約68cm 袖巾肩巾34cm)
(巻き始め約90cm程度の無地場のぞく)
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 真冬をのぞく単衣、盛夏、袷の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)