商品番号:1548977
【 仕入れ担当 中村より 】
つい先日、東京は大井町にある、
藤山先生のご自宅兼工房に伺わせていただきました。
実際に藤山千春さん、優子さん親子に
お話を聞かせていただき、そのこだわりに心打たれました。
人気の高い藤山先生の作品でございますが、
以前以上に問屋さんで見かけると仕入れしたくなってしまいました。
今回ご紹介のお品はハイクラスの経緯のタイプ。
製作数も限られておりますため
必然的にご紹介の機会は少なく
さらには人気高騰のため一層見かける機会が減ってきております。
大格子と小格子の2タイプに分けられますが、
特に小格子である本品は数が本当にございません。
実際にこの経緯のタイプは現在織ることのできる職人さんは3名のみ。
その内、優子さんは着物の製作もあるため、
必然的に数がございません。
出会えたイマがチャンスです!
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 色柄 】
上品な象牙色を基調にしたハリのある帯地。
おだやかな絹鼠色と銀鼠色で段暈しを織り上げ、
吉野間道ならではの畝のある織りで
格子模様が重ねて織りだされております。
草木染めにて本当に品よく、
それでいて自然の生命力を感じ、
温かみのあるお色であらわされております。
【草木染の染料について】
◎臭木(クサギ) ― 水色から青磁
◎揚梅(ヤマモモ) ― 黄から茶・白茶
◎鬼胡桃(オニクルミ) ― 茶系
◎矢車附子(ヤシャブシ) ― 黄茶から黒茶・グレー
◎コチニール ― 赤系・黄
◎藍
【 藤山千春について 】
染織作家
品川区伝統工芸保存会会員
母方の親戚が八丈島で機織りの仕事をしており、
幼少の頃より織物は身近な存在であった。
18歳で東京の女子美術大学工芸科に進学。
主席で卒業後、後に女子美術大学学長を務める
染織家・柳悦孝(やなぎよしたか)の元に2年間師事。
柳悦孝の元で染織技法やデザイン案についての
ノウハウを学び、独立。
柳の元で吉野間道に出会い、独自の感性を磨き
芸術性の高い吉野間道を創作している。
自宅の庭で育てた草木や八丈の親戚に送ってもらう
島の植物を用いた草木由来の染料で表現する絶妙な
グラデーションと今までの着物にない鮮やかな
色の組み合わせが作品の特徴。
【 経歴 】
1944年 東京都品川区生まれ
幼少の頃より母方の実家の八丈島で織物に触れて育つ
1968年 女子美術大学付属高校卒業
1971年 女子美術大学工芸科卒業
1975年 柳 悦孝先生(後の女子美術大学学長)に師事
1978年 品川区大井町(現在の作業場)で染織業を始める
国画展、日本伝統工芸展に出展
絹100% 長さ約3.6~3.75m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩きなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など
長尺の帯ですので、長さをご指定下さい。
※ご指定のない場合は標準の長さで仕立て上がります。
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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