商品番号:1548856
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
名門まいづるによる「琴糸織」の中より、
この華やかな面持ちに惹かれて仕入れて参りました!
絹糸の調べを届けたい…
匠たちのそのような願いがダイレクトに感じられるひと品です。
訪問着、色無地、付下げなどと合わせて、
大人の上品な華やぎある帯姿をお楽しみ下さい。
この機会に職人さんの努力と技術によって織り上げられた秀作を
お手元にてご堪能いただければ幸いです。
【 お色柄 】
爽やかな白色をベースに細やかに銀糸を織り混ぜた艷やかな帯地。
この地にふっくらとしたぬき糸使いで織りだされたのは、
全体に多彩を用いて表現した、装飾的な花紋様
色鮮やかな花々が映える存在感のある面持ちです。
一度手に取っていただければ、その女性らしい優美さを、
また、一条の帯が語りかけてくる上品な佇まいを感じとっていただけることでしょう。
華やかな色調のハーモニーは、どのようなおきものにも合いやすく、
締め心地はよいのにボリュームある風合いがこの上ない高級感。
「絹の糸の妙なる調べ」を肌で感じていただけることと存じます。
【 琴糸織について 】
琵琶湖の北、賤ヶ岳山麓の木ノ本町大音(おおおと)。
ここは平安の世からすでに名を馳せた琴糸の里として知られています。
この地の伊香具神社の境内にある名水・独鈷水(とっこすい)で煮た生繭から生産される糸は、
その強さゆえ、琴など演奏会用の高級邦楽器に珍重されてきました。
その春繭、生繭を手でゆっくりと手繰っていく「生繭座繰り(ざぐり)」、
さらに京都で二軒しかできないという「張撚り(はりより)」という工程を経て、
最高の琴糸が出来上がります。
通常ならば織り込めない糸を西陣まいづる独自の技術を駆使し
よこ糸に織り込んで出来上がりましたのが、この「琴糸織」。
たっぷりとした独特の立体感と重厚感。
かつ、風合いは大変しなやかに織り上げられています。
【 西陣まいづるについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.29
1907年(明治40年)創業
江戸時代に「松屋」の屋号で禁裏御所
(京都御所)の出入りを許された商家。
江戸時代中期に松屋儀兵衛が近江の国
(現在の滋賀県)より京都に出て、
呉服商を営みはじめたのが始まり。
江戸時代後期には高島屋や大丸と共に
京都の名店としての地位を確立した。
後、松屋七代目・舞鶴正七が西陣の地で
織元として新たに創業。
美しく魅力的な織物を作り続ける事、
世間から必要とされる織物を作り続ける事、
時代の変化に対応した織物を続けていく事を
モットーにものづくりをしている機屋。
主なブランドラインにゴブラン紹巴、
三眠蚕、耀虹螺鈿、琴糸織などの
シリーズがある。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く) 長さ4.5m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙NO.29 西陣まいづる謹製
耳の縫製:かがり縫い ※おすすめ帯芯:綿芯
◇六通柄
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン ご結婚式、お付き添い、式典、パーティー、観劇、コンサートなど。
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地
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