商品番号:1548763
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
ざっくり風合い豊かな大麻地に、
吉三郎氏ならではの大胆な染め意匠をあらわした、
夏の特選名古屋帯のご紹介です!
夏の中古品でこのような状態の良いお品、
しかも栗山氏の作品となると…
ご紹介の機会はかなりレア!
栗山工房は、沖縄の紅型に魅せられた栗山吉三郎が、
昭和の半ばに京都で創業した伝統ある工房です。
沖縄の色彩豊かで美しい紅型染と、
日本のしっとり深みのある伝統色が溶け合う、
栗山紅型とも称される、とても素敵な染め帯を…
ぜひお手にとってご覧頂きたく思います。
本当にお値打ちですので、
お目にとまりましたらどうかお見逃し無く、
お早めにお求めくださいませ!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに締め跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
また大麻 特有の糸に茶変箇所がございますが
味としてご了解ください
【 お色柄 】
ざっくりと、大麻地ならではの野趣あふれる風合い。
その地を爽やかなターコイズグリーンにに染め上げて、
お柄には…
金魚鉢と、今にも金魚にじゃれんとする
白黒猫の姿が染めあらわされました。
構図も本当に素敵なのですが、
そこに栗山氏らしい快活なお色が加わることで、
思わず笑みがこぼれる愛らしさ、日常の可笑しみが活き活きと引き立って、
夏らしい風情の中に、そっと心豊かになるような柔らかな空気が漂います。
大麻は中央アジア、カスピ海周辺を原産地とする、
高さ3~5mにもなるクワ科の一年草で、
繊維を取る目的で栽培された最初の植物であります。
その歴史は新石器時代の初期までさかのぼることができ、
日本の縄文時代の遺跡からも見つかっています。
長い間、日本人の生活の中で繊維用のほか、
食料、燃料、建材、薬などのための重要な植物として栽培が続けられ、
アメリカによってその栽培が禁止されるほんの半世紀前までは、
日本中どこにでも植えられていた植物です。
その、今では稀少となった大麻の繊維を使ってつくられたのが、
本作品でございます。
シンプルなお着物が多くなる夏の装いにおいて、
こういった存在感のある一本は、本当に重宝していただけるもの!
夏の小紋や織りの着物などに合わせて、
しゃれ味たっぷり、粋で趣き深い後姿をお楽しみください。
本品と、季節の巡りをお楽しみいただければ嬉しく思います。
毎夏のお供として、お手元にて末永くご愛用下さいませ。
【 栗山工房・栗山吉三郎について 】
1952年(昭和27年)工房設立
沖縄の「紅型」と京都の「京友禅」を融合させた
「和染紅型」を生み出す染め工房。
図案、型彫り、糊置き、手差し彩色、引染め、
水洗など京都でも唯一の一貫作業工房として
見学も多い。
現在三代目・栗山吉三郎(西田裕子)氏のもと、
熟練の職人がお着物、帯、バッグや日傘などの
小物を製作している。
■二代目 栗山吉三郎(本名:大箭秀次)
【 経歴 】
1941年 岐阜県生まれ
1960年 初代 栗山吉三郎氏に師事
1967年 栗山工房設立と共に取締役に就任
1975年 初代 栗山吉三郎氏より引継ぎ栗山工房代表取締役に就任
1986年 初代 栗山吉三郎氏没す
1989年 ニ代目 栗山吉三郎を襲名
東京ミキモトホール、京都思文閣美術館にて
「栗山吉三郎の道 展」を開催
1997年 「`97ファッションカンタータ」参加出展
京都染色美術協会の真珠苑に属し、先代から受け継いだ
紅型染めの技術を極めると共に、時代の流れに考慮しながら
現代感覚溢れる和染紅型の呉服、室内装飾品などの
創作に打ち込んでいた。
麻100% 長さ約3.6m
柄:全通柄 彩色はお太鼓柄です。
※素材の性質上、フシによる凹凸、組織の変化、色の濃淡がございます。
風合いであって難ではございませんのでその点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 盛夏の季節(7・8月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、お集まり、芸術鑑賞、街着、お稽古等
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織のお着物等
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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