商品番号:1548689
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【 仕入れ担当 田渕より 】
手仕事ならではの温かみと、遊び心ある吉祥意匠が共存した唯一無二のデザイン。
人間国宝・芹沢圭介氏の一番弟子でもいらっしゃる、
下平清人氏による型絵染九寸帯のご紹介です。
古典をベースにしながらも、配色のモダンさと構成のリズム感によって、
日常の装いにもすっと馴染む一条。
背中に洒落と福を背負うような楽しさがあり、装いに晴れやかな表情を与えてくれます。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ざっくりと経緯に浮かぶ節糸の凹凸が味わい深い紬地。
生成色の地に、繰り返し並ぶ糸巻のお柄。
遠目には整然とした幾何文様、近くで見ると生命感ある染の揺らぎが心地よく響きます。
自然の趣を、この上なく感じさせてくれる一枚。
是非お手元にてご堪能いただきたく思います。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 型絵染について 】
伝統的な型染とは異なるもので、
昭和31年に芹澤圭介氏の技法が重要無形文化財に指定された際に
初めて使用されたものです。
その技法はまず、個性的な下絵がかかれ、絵模様が創案され型彫り、
染色にいたる工程のほとんどを一人でこなす性質のものでした。
型絵染は、伝統の工程を一層発展させ、絵画的表現を追及する創作的な型染め。
伝統的な型付けの手際の良さやできばえを誇る職人仕事とは趣が違い、
造詣力や色彩感覚がもっぱら重視されます。
こうした型絵染の創作は、生まれながらして才能に恵まれ、
絵心豊かな方でないとできえない技法なのです。
【 下平清人について 】
型絵染作家
1936年長野生まれ
19歳の年から型絵染めの第一人者、故:人間国宝
芹沢けい介(けいは金偏に圭)に師事、以後その
工房に長年仕え、その技術を学び昼夜を問わず制作に励んだ。
1968年に那須塩原に下平染色工房を開設。
【 受賞歴 】
1956年 国画会初入選 日本民芸館展初入選
1958年 国画会新人賞受賞
1962年 日本民芸館展奨励賞受賞
1965年 国画会野島賞受賞
1970年 国画会会友優作賞受賞
1972年 国画会審査員
1985年 東京・京都にて20周年 個展開催
1986年 連展厚生大臣賞受賞
1987年 富士美術賞受賞
1990年 第三文明展 第三文明賞受賞 栃木県展審査委員長
1991年 飯田市美術博物館にて個展開催
絹100%
長さ約3.65m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お出かけ、お食事など
◆あわせる着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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