商品番号:1548117
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
山形の米沢の地で織り上げられた紬着物、紅花染の
紬などで有名な伝統ある老舗【 白根澤 】より、
伝統的な板締め絣の技術を用いた特選紬着尺のご紹介です。
すっきりとしたデザインで、流行り廃りなく、
ご年齢問わずでカジュアルシーンに重宝して頂けることでしょう。
最近では織上がりも少なく、ご紹介の機会が少なくなってきました。
今回一点限り仕入れることができました。
【 色柄 】
まろやかな白色にシックな黒色の絣にて、
シンプルな蚊絣模様が織りなされました。
モダンなセンスの光る逸品に仕上がりました。
他とは一線を画する上質なものでございます。
シンプルで重宝間違いなしの上質御召ですので、様々な帯をお好みに合わせてお締めいただけます。
【 板締め絣について 】。
絣板と呼ばれる凹凸のつけられた板で白糸をサンドイッチして染めることで、
凸部分の染め残った箇所が白絣になるというもの。
また、板締め絣に欠かせないものが絣板。
絣の細かさに応じてミリ単位でカンナを入れ彫り上げられております。
熟練の板大工さんでも一日に4,5枚が限度、
残念ながら新しい絣板を作れる板大工の後継者が1人も残っていないため、
大変稀少になってしまっております。
絣締めを終えると手機にて織り上げられます。
【 白根澤について 】
米沢織の織元
1770年(明和6年)創業
1881年(明治14年)明治天皇が実演御覧。
その後も宮内省からの御買上や、皇后様御用などの
栄誉にあずかり、昭和、平成の時代には全日本新人染織展や
日本伝統工芸染織展の入選他受賞多数。
老舗の織元が保存する明治時代に織られた生地を細かく分解、
複雑な組織に加え、絹本来の艶を生かすため無撚糸を使用し
復元した「絲織」や、 経糸、緯糸を絡めることによって
隙間を作り透かしを表現する、もじり織が特徴の「涼風」
など、その高い製織技術を生かした作品を創作している。
当代は十一代目で白根澤義孝。
【 受賞歴など 】
宝歴年間 上杉鷹山公、米沢織産業復興と共に織物業を手がける
明治年間 明治天皇白織実演御覧
農商務大臣大隈重信より一等褒賞受賞
宮内省御買上2回、皇后職御用1回
昭和年間 通商産業大臣三木武夫より表彰状受賞
内閣総理大臣大平昌芳より褒賞受賞
第11回、第12回新人染織展覧会
第25回日本伝統工芸染織展
平成年間 第14回、第15回全日本新人染織展
第37回日本伝統工芸展などにおいて入選多数
上杉鷹山生誕250年祭鷹山フェスティバルグランプリ受賞
米沢織物新作求評会経済産業大臣賞受賞
米沢織きものグランプリinKyoto グランプリ賞受賞
令和 宮城県芸術協会 杜のみやこ工芸展 山形県知事賞受賞
【 米沢紬(米沢織)について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年(慶長六年)藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧(あおそ)や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
絹100%
長さ約12.4m 内巾38cm(裄最約72cm 肩巾袖巾36㎝)
白根澤織物謹製
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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