商品番号:1547297
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
西陣の老舗、そして名門である『藤原織物』。
得意とする唐織の匠技が素晴らしき、富貴な袋帯をご紹介いたします。
単衣から夏に向けて結んでいただける軽やかな帯地…
おきもの通の方から、幅広い季節に対応可能な帯をお探しの方まで。
自信を持ってオススメできる、大変上品な仕上がりの袋帯でございます。
是非ごゆっくりご覧くださいませ!
【 お色柄 】
有職織物の頂点、唐織のフォーマル帯。
優しげな柔らかいクリーム色をベースにした帯地は、
薄っすらとした透け感ある軽やかな地風。
そっと、横段の地紋に浮かべた帯地は、一層涼しげな表情を語りかけてきます。
軽く涼やかな帯地に表されたのは笹蔓の意匠。
所々に金箔糸を用いて気品ある面持ちに。
ふっくらとした、緯糸使いはさすが藤原ならでは。
唐織の魅力を存分にお楽しみいただけます。
シンプルな意匠にさらりとした感触が肌に心地よく、
また、程よいハリとやわらかさ…なんとも軽妙な逸品です。
夏場にも対応できるフォーマルに、「本物」が本当に少なくなりました。
お探しの方には是非にとおすすめいたします。
【 藤原について 】
西陣織工業組合所属時の
西陣織工業組合証紙はNo.107
※2021年廃業。
菱形に「藤」の文字のロゴを使用。
嘉永年間創業の西陣の老舗機屋。
は主に礼装用の唐織や引き箔、駒箔の格調ある文様の
振袖や留袖用の礼装袋帯の制作を得意とする。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.107 藤原謹製
耳の縫製:袋縫い
おすすめ帯芯:夏綿芯
六通柄
◆最適な着用時期 単衣・盛夏(5月下旬~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、お付き添い、観劇、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、格高い小紋など
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