商品番号:1547085
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
老舗機屋「吉村織物」より、
シンプルでいてデザイン性の高い特選袋帯のご紹介です!
玄人好みの上等なお品をつくる帯屋として
定評のある吉村織物。
今回は栗の皮を細かく砕き抽出した液で染色した糸を用いた一品。
都会の街並みにもしっくりと馴染む…
センス溢れる洒落た袋帯をご覧下さいませ。
【 お色柄 】
軽やかな風合いの帯地は、
茶系の濃淡の杢状の繊細な横段を表現し、
アイボリーの絹糸使いにて
小花模様を一面に織り上げました。
二重だて組織で織り上げられることにより、
まるでヴェールを一枚帯に纏わせたような仕上がりとなっております。
飽きのこない素敵な後姿を…
お洒落訪問着や小紋、紬など、ラフでいてモダンさを感じさせる
着こなしのおきものにもよく似合うおすすめの1本です。
全通ですのでお太鼓も出しやすく、重宝していただけることと思います。
妥協のない熟練の老舗匠の1点です。
ぜひ、ご覧くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りました。
薄っすらと締め跡がございますがおおむね良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 吉村織物について 】
江戸時代末期・嘉永元年(1848年)に生まれた初代・利七が金沢より上洛、
織物業に携わってきて、明治初年生家の屋号”平野屋”で帯地製造業を西陣で創業しました。
そして昭和25年に吉村織物株式会社を設立しました。
創業以来、伝統技法や古典模様を大切にしながら、
時代を経ても風格を失わぬ美しい作品を創作しています。
また、作品が西陣織大会において、
通産省局長賞、京都市長賞、京都商工会議所会頭賞、西陣工業組合理事長賞等、多数受賞されております。。
近年西陣でも自社で織らない出機(でばた)形式になっていくなか、
しっかりと自社工場を持ち、内機(うちばた)で常に織り手さんと
コミュニケーションをとりながらこだわりの創作を続けておられます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.35m
柄付け:全通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、和のお稽古、カジュアルパーティー、お付き添いなど
◆あわせるお着物 洒落訪問着、色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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