商品番号:1519481
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
残布に見える、耳端のループ状の糸がご覧頂けるでしょうか。
今や本当に入手することが難しくなった本板締め絣の白鷹御召。
どこの呉服店も織り上がり待ちの状態が続き、ほとんど配給制のような状態。
またそのような状態ですから自然と相場も上がってきており、
以前と同じようなお値段で仕入れることも難しくなってきております。
本当に通好みのお着物として、織りものファンの方でしたら、
一度は手にしたく思われるのではないでしょうか…
この度は証紙無しの目利きにてお値打ちにて仕入れが叶いました。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
白鷹御召特有の独特のシャリ感ある地。
丁寧な手機織りで、強撚の御召糸を、左撚り、
右撚りの二本ずつ交互に織り込み、
織り上がると湯もみされ、縮んだシワは
布幅を整えられて、独特のシボとなります。
お色は上品な印象のごく淡い生成り色をベースとして、
蚊絣を背景に、100山亀甲絣があしらわれました。
シンプルな意匠ながら驚くほどの奥行きを感じさせてくれます。
大人の女性の豊かな和姿に、これほどふさわしい織物はございません。
着心地良く、着回しもきく一枚は、
長年お着物に慣れ親しむ方にとって、本当に手放せないものとなりましょう。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。
【 状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:黒色
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
身丈(背より) | 154.5cm (適応身長159.5cm~149.5cm) (4尺0寸8分) |
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裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈73cm(1尺9寸3分) 袖巾37.5cm(9寸9分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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