商品番号:1517785
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【仕入れ担当 竹中より】
彩り豊かな紅型の世界…。
製作数も大変少ない、城間家三代の合作による逸品九寸帯のご紹介です。
意匠・図案は栄喜氏。
その図案を元に、現代のお着物・帯に合わせた「型合せ」「型彫り」を栄順氏。
そして、栄順氏のご子息・栄市氏によって染色がされたお品。
まさに琉球紅型の本流を受け継ぐ「城間家」による、次代へ向けた創作品です。
涼感のあふれる絽麻も用いた貴重な傑作帯、どうぞこの機会をお見逃しなく!
【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【お色柄】
素材感漂う紬の地を
黄土色に染め上げながら。。
力強さの中に含まれる穏やかさ。
伸びやかでありながら確実に踏襲された技とその趣…
その地に六通にわたって染め上げられた「流れ霞」と銘された
流水に松や梅 桜 橘などの草花をちりばめた
意匠を紅型ならではのさえある彩のコントラストで
描き上げました
城間家に受け継がれてきた紅型への情熱、高い感性が盛り込まれた作品です。
琉球紅型の美しい彩りの世界。
豊かな彩りがみずみずしく、ふんわりと水分を含んだような、
絶妙ないろどりが意匠に奥行きを感じさせます。
【城間家について】
琉球王朝時代より、その伝統の技が引き継がれてきた紅型。
絵師が図案を描き、彫り師が型紙を彫り、それを紅型三宗家と言われる
「城間家」「知念家」「沢岻家」を中心とした染め師が完成させる
という形態で匠の技が守られてまいりました。
廃藩置県や第二次世界大戦といった歴史の波によって一時、
紅型の技は消え去ろうとしていました。
終戦後、その技の復興に努めた中心人物は、
戦禍を逃れた城間家の城間栄喜氏と知念家の知念績弘氏でした。
廃材の中から、「宗家」の名にかけて琉球王朝の彩りを
蘇らせるその苦労と情熱は、想像するだけでも胸が熱くなります。
「色や型を崩すことを好まない。
父の教えから離れられないのかもしれない。
でも、父が頑固に守ってきたものを自分も頑固に守りたい。」(栄順氏)
城間栄順氏は、その人間国宝・城間栄喜氏の長男として生まれました。
幼い頃より、職人気質を貫き通した父の背中を見て育ち、
本物の紅型と共に生きてきた、いまの琉球紅型を代表する方です。
そして城間栄市氏は栄順氏の長男として生まれた16代目。
100年前に技術が途絶えてしまった紅入藍型を現代に蘇らせ、
日本伝統工芸展で日本工芸会新人賞を受賞するなど、
次世代を担う新進気鋭の若手作家さんでございます。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
長さ約3.75m
六通柄
◆最適な着用時期 10-5月あわせ時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お出かけ、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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