商品番号:1517613
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
今回は掘り出しお値打ちに仕入れてきたお品でございます。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、
本品を語る上ではまず大島の絣について
文章下部にてご説明させていただておりますので。
興味のある方はぜひご覧くださいませ。
いつかはよき大島を…とお思いになっていた皆様、
ぜひこの機会をお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
ご覧いただけますでしょうか。
泥染めによる深みのある黒の絹地。
麻の葉模様が織りなされております。
【 一元式の技法 】
高価で稀少な所以…
それはひとえに、<絣糸の多さ>と<算数(よみすう)の高さ>にあります。
まず、絣糸の多さ。
経糸(たていと)の総数に占める経絣糸の割合が「マルキ」と呼ばれる数値になります。
7マルキの経糸の配列は、
カタス絣において、<絣糸1>に<地糸3>、の1:3。
一元絣において、<絣糸2>に<地糸2>、の2:2。
絣糸が多く入れば入るほど、経緯(たてよこ)の絣合わせはいっそう難しくなります。
つまり「カタス」の倍の絣糸を使う「一元絣」。
ひとつひとつの十字絣が柄行を表現し、
一つでも絣がつぶれていたりすると検査不合格となりますので、
熟練の匠にしかなしえない高度な技法が必要とされています。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
絹100%
長さ約12.2m 内巾約36cm(裄最長約68cm)
場奄美大島紬共同組合の証紙が付いております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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