商品番号:1509053
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【 仕入れ担当 更屋より 】
父には日本工芸会正会員、大村禎一氏。
同じく正会員の木原明氏、吉田喜八郎氏に師事された、
まさに染色のサラブレッド。
日本工芸会準会員『大村幸太郎』氏による
丁寧な手挿し友禅に蒔糊にてお柄が施された特選九寸帯をご紹介致します。
目に鮮やかな彩りに、印象的な構図。
作家の感性が宿された素敵な一枚を
どうぞお手元でご覧くださいませ。
【 お色柄 】
さらりとしなやかな塩瀬地は落ち着いた鼠色。
その地に、吹雪のように浮かび上がる蒔糊の斑紋。
蒔糊とは、糊を竹の皮に塗って乾かし、細かく砕いたものを
湿らせた布に蒔いて防染する方法のこと。防染した上から
染料をかけますと、糊の部分だけが染まらず白い点模様が
浮かび上がります。
お柄には鮮やかな梅の意匠があしらわれております。
自然の雄大さ、美しさを表現された一品。
情感あふれる友禅染めの造形美が集約された仕上がり。
展示会などでは、かなり高額で販売されることも多くございます。
一切の妥協を許さず、吟味し選び抜いた叡智を尽くした逸品でございます。
どうぞお手元でご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【大村幸太郎氏について】
京友禅作家の故:大村禎一氏を父に持ち、
美術大学を卒業後、木原明氏、吉田喜八郎氏など
三人の師に師事、経験を積み、日本工芸会準会員として
多くの賞を受賞、千切屋所属の京友禅の作家です。
1976年 滋賀県に生まれる
1997年 嵯峨美術短期大学環境デザイン科卒業
木原明、吉田喜八郎に師事、父:大村禎一のもとで
創作活動を開始。現在に至る。
2006年 第35回日本伝統工芸近畿展
2007年 第36回日本伝統工芸近畿展 新人奨励賞
2008年 Fragments kakera展、絵画と着物の展示(京都市国際交流会館)
第37回日本伝統工芸近畿展
2009年 第38回日本伝統工芸近畿展
2010年 第44回日本伝統工芸染織展
2011年 第40回日本伝統工芸近畿展
第45回日本伝統工芸染織展
いとへん展、特別企画展招待作家(京都産業会館)
2012年 第59回伝統工芸展
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
長さ約3.6m
お太鼓柄
白生地には新潟県五泉、小熊ブランドの特選塩瀬地を使用しております。
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 2月~4月頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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