商品番号:1507371
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【 仕入れ担当 田渕より 】
自然を写し取る、感性溢れる審美眼。
京友禅の大家、田村信之氏の描く世界は優雅さと柔らかさがございます。
京都彩芸美術協同組合の理事長も務められる実力派の作家さんで、
染織工芸の分野における重鎮作家として知られております。
そんな巨匠が手がけた逸品。
めったに作品として出回るお品ではございません。
中でもご紹介が殆どない九寸帯!
ゆっくりとその世界観をお楽しみくださいませ。
【 お色柄 】
良い染め物は良い生地から、
手触りでわかる肌上をとろりと滑る、なめらかで上質な塩瀬地。
染料をぐんと吸い込んでまろみのある柳色に染め上げました。
ふわりと幻想的なたたき染めを施し、
お柄にはハープにホルン、リラの楽器を描き出しました。
糸目友禅ならではの縁取りがくっきりと映え気品を感じさせる面持ち。
幻想的な世界観が、その構図とまろやかな色彩遣いにて見事にあらわされております。
その染の技術もさることながら、丁寧な色彩選びは圧巻です。
弦部分に施された刺繍は細部にまでこだわりを感じさせ、
優しくまとまりがある仕上がりには、ただただ驚くばかりでございます。
その透明感のある面持ち。
ひと目でその世界観に引き込まれるような…。
心動かされる力のある作品は作家さんものならではかと存じます。
お手元で大切にご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
長さ約3.65m
お太鼓柄
※裏地無し開き仕立て
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、レセプション、観劇、芸術鑑賞、コンサート、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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