商品番号:1490318
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【 仕入れ担当 田渕より 】
山形県指定無形文化財「白鷹板締小絣」織元【白たか織】の、
高機手織草木染の綾織のお着物。
白たか織の中でもこの『手綾織』は、殆どの方がその存在すら知らない希少品。
まさに通好みの洗練されたお着物でございます。
織物ファンの方には是非一度ご覧頂きたいお品です。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
この深みがあり、密やかな光沢のある地風…
草木染料を用いて黒色と鉛色の濃淡で織りなしました。
角度によって、繊細な地紋の浮き沈みが感じられ、実に奥深い織物です。
お柄は、綾織で織り上げたモアレ市松模様。
綾織の中でも、一際複雑な組織で仕上げた面持ちには、格別な存在感がございます。
着心地良く、着回しも本当に便利ですので、長年お着物に慣れ親しむ方にとって、
手放せない一枚としてご愛用いただけることと思います。
【 白鷹綾織について 】
雪と寒さの厳しい山形県では、藩の財政難を立て直すため、
九代目米沢藩主・上杉鷹山が農閑期に適した強い織物の製造を奨励した結果、紬づくりの技術が花ひらきました。
手作りの良さが見直される現在、
置賜紬は紅花染めに代表される米沢紬、経緯併用絣の長井紬、板締め絣の白鷹紬などの総称として、
多くの方々に知られております。
今回ご紹介いたしますのは、置賜紬の中でも、本当に数の少ない白鷹織。
その工程のほとんどを手作業で行い、現在では最も古法を守っている織物でございます。
経糸、緯糸ともに良質の生糸を使用し、一反一反高機にて丁寧に手織されております。
また植物を主染料として、平織りでは得られない独特の風合いと光沢を
綾織にすることで生み出しました。
化学染料は、一度その染料に浸されますと一瞬にしてそのお色に染まりますが、
天然染料はそのようにいきません。
思いの色を出すために、媒染を介して染料と染料を何度も掛け合わせる手間とその苦労。
こだわり抜いた染め色の優しさから、つくり手のセンスが感じられます。
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
絹100%
長さ約13.5m 内巾37cm (最長裄丈約70cmまで 最長袖巾肩巾35cmまで)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、芸術鑑賞、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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