商品番号:1489829
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【 仕入れ担当 田渕より 】
美しき海、美しき風、そして豊穣の大地。
おだやかでいて、ゆったりとながれる時の中で…
そのやさしい色彩、豊かな質感は生み出されます。
黄綬褒賞受賞伝統工芸士の大城廣四郎氏の意思を現代に引き継ぐ、
大城広四郎織物工場より…
日本工芸会正会員でもあります、大城一夫氏による
南風原花織八寸帯をご紹介致します。
生地端に織り込まれた「コ」の文字。
廣四郎氏が工房の代表であった頃の作品でございます。
証紙もついた極上品を仕入れて参りました!
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
【 お色柄 】
太糸でざっくり地厚に織りなされた帯地は、上品な月白色。
その表情豊かな帯地に織り込まれた花織がより一層の奥行きを演出して…
色とりどりに表現された花織の意匠のハーモニー。
太陽と海と大地に育まれた、琉球の感性。
手仕事のぬくもりが溢れる逸品となりました。
民芸的でありつつも…
現代の町並み、都会にも融けこむその構成美。
無地や格子などさりげなく着られるおきものを楽しまれている方にも、
昔ながらの伝統表現を楽しむとともに時代にあった感性で着こなせる帯として、
ぜひお手に取っていただきたいお品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 大城一夫について 】
沖縄の染織工芸会の巨匠、故・大城廣四郎氏(2003年死去)
のご子息で、日本工芸会正会員。
大城廣四郎氏は戦後の苦難の折、苦労に苦労をかさね、
生きるための手段として機織りを続けられます。
現金収入を得る手段としてはじめた機織り―
それが、南風原で琉球絣を制作するに止まらず、
日本伝統工芸展を通じて「現代の琉球絣」を発表されました。
いつしか人の心に感銘をあたえる域となり、
日本工芸展などで賞を受けるほか、1988年には
労働大臣より現代の名工「卓越技能者」として表彰されました。
大城廣四郎氏が起した織物工房を受け継ぎ、
現在は一夫氏のご子息、大城拓哉氏とともに
親子三代に渡って伝統の技を守りながら、現在の感覚や
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約3.75m
お太鼓柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆合わせるお着物 色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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