商品番号:1486568
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
重厚感あるしっかりとした帯地、緻密な織技法。
今はなき名門、環美術織物の本袋帯をご紹介します。
もう機を止められておりますので、今後上がってくることのない貴重な作品。
晴れの装いにぜひ…
どうぞこの機会をお見逃しなく!
【 お色柄 】
重厚感あるなかにもしなやかに…
裏表継ぎ目のない本袋で織り上げられた漆黒の帯地。
お柄には環美術ならではの鮮やかな色彩の箔糸使いで
存在感あふれる花鳥の意匠を織りなしました。
力強いその表情。
大胆にして繊細な織味。
工藝品を思わせるほどに富貴な仕上がりです。
立体的に、幻想的に、典雅に表されて、さながら絵画のような風格…
これが全て「織」によるものだとは、驚きです。
光輝く色箔糸を幾重にも織り込み…
少しの所作で浮き沈みする煌きの妙…完成された美の世界。
凛と冴える空間に豊かな彩りが輝き、
匠が綾なす、精度の高い真剣勝負の織り技術。
その美しさたるや、思わずため息がこぼれます。
どのような場面であってもこの壮麗たる意匠、色彩に注目が集まることでしょう。
お振袖や華やかな訪問着などに最高の帯姿を演出いたします。
極上のコーディネートをお楽しみください。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りました。
ご着用には差し障りございませんが、返し三尺に
アタリ(生地の摩擦によるへこみキズ)がございます。
【環(たまき)美術織物について】
以前は河合美術織物と双璧をなす名門と言われ、
その色づかいと織り味は、環美術織物特有の世界を築きあげ、
他メーカーには追随をゆるさない、独特の素晴らしい作品を
織り続けられておりました。
残念ながら、すでに廃業されております。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.3m
本袋縫い
六通柄
※関西仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 成人式、結婚式、式典、パーティーなど
◆あわせる着物 お振袖、色留袖、訪問着、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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