商品番号:1486204
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
見るほどにすうっと心へと染みこむ、
やわらかな草木染のお色と、あたたかな手織りの地風。
読谷村花織(ゆんたんざはなうい)の
手織り九寸名古屋帯のご紹介です。
複雑な花綜絖、手花に込めた織手の想いを…
どうぞお手元でお確かめ下さいませ。
【 お色柄 】
節感豊、やわらかな帯地は、まろみを帯びた自然味を感じる香色。
その地に繊細かつ複雑な装飾の段文様を緻密に織りなしました。
大自然を謳歌するようにゆるやかなリズムの浮花模様。
落ち着いた色調がご年齢を問うこともなく、末永くご愛用いただけます。
濃地のお着物とのコーディネートで、きりり。
薄地のお着物とのコーディネートで、やさしくナチュラルに。
織り手の誠実で真面目な心が伝わる、独特の美しさを…
女性の素敵な帯姿のため、大切にお届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 読谷山花織について 】
14~15世紀、琉球は大貿易時代を迎え、
中国や東南アジア諸国との交易が盛んで、
多くの交易品と共に、読谷山花織のルーツとなる
絣や浮織の技法も伝来いたしました。
その技術を応用し、15世紀初頭から織り始められたとされる読谷山花織。
琉球王朝の保護のもと、御用布に指定され、約600年の長きに渡り、
織り継がれて参りましたが、明治の廃藩置県によって花織を着用する階層を失い、
需要の減退と共に織り手も減少、沖縄戦争後は急激に衰退し、
消滅の危機に瀕したため『幻の花織』とも呼ばれました。
その後、1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに復活。
人間国宝・興那嶺貞さんら、深い情熱を持った織り手によって復元されたその技術は、
現在では沖縄県指定無形文化財、経済産業大臣指定伝統的工芸品として、全国にその名が知られております。
文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、
それらの文様を少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれるようになっております。
【 読谷山花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
沖縄県指定無形文化財
沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物
明治時代の中頃から時代の波に押され一時衰退、
沖縄戦争後は一度絶滅寸前まで追い込まれたが、
1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに
復活を遂げた。
織り地に先染めされた糸で、細かな点と
線による幾何学模様が織りだされている。
素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染料は琉球藍や
福木(ふくぎ)、蘇芳などが主流。
模様を表すのに花綜絖を用いる「経浮(たてうき)花織」
「緯浮(よこうき)花織」と「手(てぃ)花織」がある。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に
赤や黄、白色などで花模様が織りだされており、
文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、それらの文様を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれる。
大変手間がかかるため、琉球王朝時代には王族と読谷村の
庶民のみしか着用が許されなかった貴重な織物である。
また、読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、
綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖を
用いて織りあげられる。
絹100%
長さ約3.55m
お太鼓柄
製織:国場綾子
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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