【 仕入れ担当 渡辺より 】
夏のフォーマル用の袋帯は毎年希少…
しっかりとした織にて定評のある、西陣の名門
【 まいづる 】の引箔を用い、二重紗にて
風趣なお柄を織り成したワンランク上の夏物の
特選袋帯のご紹介です。
二重紗ならではの表層の紗目からのぞく
二層目の絶妙な箔の表情が幻想的な仕上がりで
盛夏の訪問着や付下、色無地などにあわせて
他にはない表情豊かな帯姿をお楽しみいただけることでしょう。
まいづるの盛夏の帯の中でも人気が高く、
製織技術の高い二重紗、本袋にて製織されている
『楽文紗』のシリーズですが、製織できる職人さんが
いらっしゃらないため残念ながら今後の織り上げはないそうです。
お探しの方は是非に。
今後どんどん市場に出回る本数も減って参りますので
お早めにご検討くださいませ。
【 お色柄 】
独特のシャリ感を感じさせる軽やかな紗地。
表の一層目はオフホワイトの糸を撚り合わせたやや
目の荒い紗地をベースに、優彩の色糸と清雅な金銀糸を用い、
唐花などを込めた鱗が表現されております。
その紗地を透かして、奥にひそむ引箔を織り交ぜた二重紗の表情。
金と緑青の靄が浮かぶ引箔が織り込まれた紗の層が
透けて見える事で奥行きのある仕上がりとなっております。
さらりと肌に心地よく、程よいハリと柔らかさ。
紗地独特の透けた風合いが夏の装いにこの上ない
涼感を誘うお品です。
絹85% 指定外繊維(和紙)・レーヨン・ポリエステル15%(金属糸風)
長さ4.35m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:本袋帯のため耳の縫製はなし
おすすめの帯芯:夏綿芯(白)
西陣織工業組合証紙No.29 まいづる謹製
◆最適な着用時期 6月の単衣の時期、7月、8月の盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、和のお稽古、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。