【 仕入れ担当 中村より 】
盛夏のために誂えたご自慢のお着物に…
人間国宝、喜多川俵二氏。
お着物好きなら誰しもがご存知の重要無形文化財保持者による
羅織八寸名古屋帯をご紹介致します。
目利きの方は大変お値打ちに感じて頂けるでしょう、
どうぞお見逃しなくご覧下さい。
【お色柄】
現代の空間に溶け合うモダンで立体感ある表情。
穏やかな、そして味わい灰色で綾なされた菱の文様美。
すっきりとしながらも存在感あふれる面持ち。
ここまで上品な美しい羅織物には、なかなか出会うことができないかと存じます。
本当にお手にとって、触れてただけないのが残念ですが、
通常の羅に比べ、地厚ながらも非常に軽く、
驚くほど柔らかな仕上がりとなっています。
シンプルながらその意匠美、機能美、そして組織美を追求した、
人間国宝が奏でる逸品を特別価格にてお届けいたします。
創作されている数もかなり少なく、ほとんど市場に出回らないお品でございます。
芭蕉布、紅型、壁上布、越後上布まど、素朴な夏の社交着に、
この上ない上品さを宿してくれることでしょう。
【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【羅について】
機械では決してできない織物、羅。
その手間から、年々生産量が少なくなっております。
羅織物は中国と南米ペルーに紀元前からある特殊な織物で、
特にペルー古文明時代の技法は、親から子へと口承でのみ
伝えられてきた手織物で、中国の羅より複雑な組織とされています。
日本には5~6世紀頃中国より伝えられ、
太撚の絹糸を使い、振綜(ふるえ)という経糸を自在に動かせる装置を備えた機で織ります。
1本の経糸が左右の経糸と捩れ、
そこに緯糸を通して搦みを固定し網目状の隙間をつくっていきます。
絹100%
長さ約3.6m
全通柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お稽古、趣味のお集まり、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。