【 仕入れ担当 田渕より 】
静寂を纏い、孤高を纏う…
まるで一幅の写真作品のような九寸帯のご紹介です。
モノトーンの世界で構成されたその景色は、詩的で幻想的、
そしてどこか物語の始まりを感じさせる気配を帯びています。
華やぎとは異なる“静の美”を湛え、見る者の心にそっと語りかけるような、深みある一本です。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
さらりとしなやかな肌触りの良い絹地。
墨黒色から銀鼠色を基調として、
大きく浮かび上がる満月と、遠吠えする狼の影。
陰影だけで構成されたモチーフながら、その緻密な濃淡表現により、
立体感と空気感が見事に描かれています。
荒野のような枝影のシルエットも加わり、
帯全体に映画のワンシーンのような叙情が流れています。
付下げや色無地、小紋、織りのお着物にあわせて。
どうぞ素敵なコーディネートをお楽しみくださいませ。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物など
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。