商品番号 1515049

【重要無形文化財指定 本場結城紬】 最高級手紡ぎ真綿紬着尺 160山亀甲詰絣・地機手織 「山並割付紋」 結城紬を愛する方へ。 究極の本結城。

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
日本各地に織物は存在いたしますが、これぞ、紛れもなき「紬の王様」。
驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
重要無形文化財指定の地機織、本場結城紬。
中でも糸から別格の160山亀甲絣。

様々なランクの本場結城紬をお持ちの方がいらっしゃるかと思いますが、
本結城の魅力ここに極まれり、と惚れ惚れするような160山亀甲絣の極上品…
年間生産反数も数えるほどのお品でございますので
一般にはほとんど出回っておりません…
それも飛絣ではなく、詰絣の逸品。

一体どれほどの手間がかけられてこの一枚がお作りになられたことでしょう。
糸を紡いで、色を刷り込み、1反の反物として織り上げる。
究極の分業制が可能にした織りの祭典を是非とも存分にご堪能いただければ幸いでございます。

今回期間限定で現品限りの価格でお届けさせていただきます。
決してお安い価格ではございませんが、
自信をもっておすすめできる一枚でございます。
ぜひお見逃しなくお願い致します。


【 色柄 】
ふうわり…
軽く、おどろくほどやわらかな手触り。
極細の糸が生み出す、心地よき地風。

その絣の細やかさはさることながら、糸作りからこだわり制作されました。
なんと1つの亀甲の大きさは約2.5mに満たないほど!
これだけの細やかな絣が人の手によって生み出されることを考えますと感激せざるを得ません。

深い濃紺色の紬地に、
細やかな160山亀甲絣で綾なされた山並に割付草花文の意匠。
洗練された表情を醸し出し、実に贅沢な仕上がりでございます。

三代お召しになって味が出るといわれるのも納得のいく素晴らしい地風は、
丁寧に紡いだ上質な真綿を使用しておりますので、本当にしなやかです。

織り手さんや絣を括って糸を染める職人さんの根気が伝わってくる
確かな織物という美術工芸品。

まずお品がございません。
これだけの手間、糸へのこだわり…
織のお着物、特に結城紬を愛されておられる方に。
たいせつに、たいせつに御召いただきたい、織のたから。
一期一会を大切に…
終生の友としての装いをお楽しみいただきたく存じます。


【 商品の状態 】
長期保管によるにおいがございます。
お届け前に落とさせていただくか、もしくはご返送時に産地地入れをサービスさせていただきます。


【 本場結城紬について 】
日本三大紬に数えられる茨城県の伝統織物です。

糸づくりでは、蚕の繭からつくられた袋真綿を「つくし」と呼ばれる台にからませ、
この一端より職人が指先の魔術で糸を引き出します。
右手の指で内側へ糸を捻り、さらに左手で捻り戻しをいたしますので、
糸自体は平糸になって撚りがかかっておりません。
これが着れば着るほど風合いの良くなる結城紬の秘密です。

また、絣括りは経糸・緯糸を別々に目印の墨付けをして、木綿の糸でしっかりと絹糸を括ります。
括りが弱いと染料が括りの中に入り、綺麗な絣糸にはなりません。

地機の織り技法では、経糸の片側を機にとめ、
もう片側の手前の部分を枠に、きちんと糸を整列させた紐状のものを織り手さんの腰に巻きます。
経緯ともにピンと糸が張った状態で織り上げられるのではなく、
織り手さんが全身を使って経緯(タテヨコ)を調節して織り上げるので驚くほどしなやかに仕上がります。

平成17年6月3日、本場結城紬のラベルが新ラベルに生まれ変わりました。
現在「本場結城紬」に指定されるものは、以下の4つでございます。
(1)本場結城紬・平織り「地機」
(2)本場結城紬・縮織り「地機」
(3)本場結城紬・平織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)
(4)本場結城紬・縮織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)

なかでも、
<手紡ぎの無撚糸の使用、手括りの絣糸の使用、居座機で織り上げる事>
この三つの要件を満たしたものが
「重要無形文化財」の本場結城紬でございます。


■「産地地入れ」をおすすめいたします。

「フノリ」が用いられている他の産地の紬と異なり、
真綿結城紬は、本結城と同じく「うどん粉(小麦粉)」が用いられております。

それをきちんと取り除くことが、真綿ならではの風合いを出す一番の秘訣。
結城の産地にて、その一反一反を見極めながら、
職人さんが微調整しつつ進める地入れ(=湯通し)が必要不可欠。
産地に戻しての地入れは、ドラム缶約一本のお湯を用いて行われます。
(※税込19,800円・地入れ期間約3週間にて承ります。)

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ約12m 内巾35.5cm(最大裄丈67cm)
本場結城紬検査協同組合、本場結城紬卸商協同組合の証紙がついております。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、ご旅行など

◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)


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