商品番号 1507523

【久保田一竹 一竹工房】 特選紋意匠色無地 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「草花文・黄金色」 艷やかな生地感… 存在感のある贅沢色無地! 身丈151 裄64

売切れ、または販売期間が終了しました。



【 仕入れ担当 岡田より 】

稀代の着物作家にして、自然を心から愛し、
礼賛した久保田一竹の「一竹工房」より、素晴らしい一品をご紹介いたします。

重みのある金通しの絹地を染めた特選色無地。
見れば見るほどにその世界観に引き込まれていくよう。

初代一竹氏が生涯にわたり心血を注いだ「辻が花」。
その心と技を引き継いだ、一竹工房による作品。
どうぞ本物の味わいをご堪能くださいませ。

母娘代々受け継ぐ美術品として終生ご愛顧いただければと願っております。


【 お色柄 】
差し込む光にそっと浮き沈みするような、
一面花草の意匠が配された、ソフトで繊細な金通しの幻想的な絹地。

そのキャンバスに浮かぶ何ともいえない彩りの妙…
一面を穏やかな光あふれる黄金色に染めた、他にはない艷やかな色無地です。

八掛には、よく見ると「一竹辻が花」の文字が浮かび上がる
別織の紋意匠地を合わせております。


【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに着用跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。


【久保田一竹氏 一竹工房について】
室町時代に一世風靡した「辻ヶ花」は江戸時代となると突然姿を消し、
別名“幻の染め”とも呼ばれます。
その世界を独自の感性で蘇らせたのが「久保田一竹」、
その名は世界的に知れわたっております。

一竹氏の辻ヶ花との出会いは20歳の時。
東京国立博物館での衝撃により、生涯をその研究にささげることを決意いたしました。
戦時下での召集などの困難を乗り越え、手描き友禅を生活の糧としながら、
研究を続け、60歳にして初めて納得のいく作品を完成させました。
これが「一竹辻ヶ花」と命名された逸品お着物の始まりでございます。

以来、国内はもとよりヨーロッパ、北米においても展覧会を開催し、
とりわけ、フランスでは、世界に芸術的な影響を与えたということで、
フランス芸術文化勲章を受賞されるほどの反響を生み出しました。

また、現存作家の個展を過去一度も開催したことのない
アメリカのスミソニアン博物館(国立自然史博物館)にて、
個展を長期開催するにまでいたっております。
世界が認める氏の辻ヶ花は、まさに美術品の域に達しているといっても過言ではございません。
大量生産の辻ヶ花とは比べるまでもなく、少し名の通った作家の作品ですら、その気品や格調、
存在感において、一線を画しております。

それは、選ぶ生地に始まり、計算されつくした構図の美学、色彩の魅力、
染の加工、気の遠くなるほどに緻密で正確な絞りの針通しなどに、
よって生み出されるもので、一竹氏の技なくしては、表現できない極地でございます。

2003年、惜しまれながらも一竹氏は他界されておりますので、
現在では氏自らが創作する作品はございませんが、
生前の氏とともに創作に携わってきた職人たちが、
現在でも氏の技術、感性そして精神を受け継ぎ、
年間わずかな数ながら逸品を創作し続けております。


商品詳細

- 素材

表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
紋:縫い紋一つ『横木瓜』

- サイズ

身丈(背より)151cm (適応身長156cm~146cm)
(3尺9寸9分)
裄丈64cm(1尺6寸9分)
袖巾32.5cm(0尺8寸6分)
袖丈47.5cm(1尺2寸5分)
前巾24.5cm(6寸5分)
後巾29.5cm(7寸8分)

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67cm(1尺7寸7分) 袖巾35.5cm(9寸4分) 
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 入学式、卒業式、七五三のお付添、音楽鑑賞、観劇 など

◆あわせる帯 袋帯、名古屋帯 など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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